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大野市の伝統行事

 大野市内の伝統的な行事や芸能をご紹介します。

 

3月上旬
 
初午だんごまき
木本岩崎稲荷神社(木本)
防火や無病息災を願い、直径約3cmのだんごをまきます。
 ※平成23年は、3月13日(日)午後の予定とのことです。
初午だんごまき

4月第2日曜
 
蕨生里神楽
埴安姫神社 (蕨生)
五穀豊穣を願い、里神楽を奉納します
  H23年の予定:4月10日(日)
蕨生里神楽

4月21日
 
篠座獅子神楽
篠座神社 (篠座町 )
五穀豊穣を願い、獅子神楽を奉納します
篠座獅子神楽
例年、20日又は21日に境内で奉納されています。

7月上旬
 
半夏生さば
市内一円
夏至から数えて11日目の半夏生の日に、焼き鯖を食べます。古くからの風習です。
半夏生さば
8月15・16日

城まつり
 神子踊り
 しっちょいな
 御前踊り
 西谷もじり
 奥越太鼓
 
六間通り(市街地)
神子踊(上打波区に伝わる踊り。県指定文化財) 
しっちょいな (大野市一円に伝わる。地域により節回しが違う)
御前踊り (五箇地区に伝わる。仏御前に関係するとの言い伝え)
西谷もじり (旧西谷村に伝わる)
奥越太鼓(太鼓を打ち鳴らしながら市街地をめぐる)

9月第3日曜
 
稲郷里神楽
稲郷八幡神社(稲郷)
五穀豊穣に感謝し、里神楽を奉納します
※平成23年の予定:9月18日(日)
稲郷里神楽

10月第2日曜
 
木本領家里神楽
高於磐座神社(木本領家)
五穀豊穣に感謝し、里神楽を奉納 します。
※平成23年の予定:10月9日(日)
木本里神楽
11月3日
文化祭
文化会館(有明町)

文化祭の行事の中で郷土芸能が披露されます
 しぐさ踊り(菖蒲池区に伝わる。市指定文化財)
 雨乞い踊り(牛ヶ原区に伝わる。市指定文化財)
 小山鍬踊り(小山地区に伝わる。昭和初期に考案された)
 しっちょいちょい(和泉地区に伝わる。穴馬民謡保存会が披露)
 

大野市内の指定民俗文化財

【神子踊(県指定文化財)】
 音頭取りが踊りの輪の中に入り、踊り手がその外側を左まわりに踊ります。かんこは、胴長の締め太鼓で長さが1尺5寸、直径1尺程度のもので、踊り手の一部が左肩から吊り下げ踊りながらたたきます。また、太鼓を使わない踊り手は、右手に扇を持って踊ります。歌詞は、一晩中踊っても同じ文句を繰りかえさなくてもよいと言われるほど、唄の数が多いのが特徴のひとつです。
神子踊 
歌詞
 唄うてもろて よう踊られよ 伊勢街道にゃこう踊る
 伊勢街道と 並びの在所 何とて仲が悪かろや
 何とて仲が 悪いことないわいの 寄れとも言わにゃ寄りもせぬ
 寄れとも言わにゃ寄りもせぬ 若い衆 寄りとて綾を織るまいか
 綾らも織るか 錦らも織るか よう織らぬものは唐錦
  (中略)
 かんこを腰に粟の草とてば 心は辛気盆恋し
 心は辛気盆恋しやれ 浄土にござる親恋し
 向かいの山に光るは何じゃいの お月か星かほたるの虫か
 いま来る嫁のたいまつか
 いま来る嫁のたいまつならば ささげてともせ優男
  (中略)
 白山参り疾う帰らせよ 唐谷川に水が出る
 唐谷川に 水が出た出たと よう水出ずの白川原
 ござれよござれ 流れてござれ 落合川で汲んでとろ
 落合川のつばきの木見やれ 実は細けれど八重咲いた
  (以下、省略)
 
【平家踊(県指定文化財)】
 真名川上流の奥深く、山間いにあった巣原区は、平安末期、源平の抗争で敗れた平家の残党が隠れ住んだところと伝えられています。村から、さらに奥へ約10kmのところにある平家平には、隠れ住んだと伝えられる岩穴があります。平家踊は、落人とその子孫が、むかしの栄華を思い、はるかに京の都をしのびつつ歌い踊りつがれてきたといわれ、哀愁に満ちた内容です。
 踊りの種類は「しりふり、茶臼」「かごめし」「ひとつがえし」「ふたつがえし」の4つ。しかし、近年「ふたつがえし」を伝える人がいなくなったそうです。
歌詞
 「しりふり唄い出し」
 いざしりふろや あの太郎作に 振りつきょや
 やーあの太郎作に あの太郎作に 振りつきょや
 「茶臼唄い出し」
 回れやれ茶臼 やー細かにおりよ 新茶の葉
 ヤー早め早め 踊りを早め 加賀越前にらんがいく
 ヤー向かいの山をないだらよかろ 都がみえてなおよかろ
 ヤー向かいの山へ竿さしゃとどく 回ればのりの速さやの
 ヤー向かいの山の油つぼ落といて 南が吹けば油くさい
 ヤー向かいの山に木を切りいたら よしない事を思われてやの 三百ヨキを置いて来た
 ヤー向かいの山に光るものは何や お月か星か蛍の虫か いま来る嫁の松明か いま来る嫁の松明ならば 振りあげてともせ ようともせ
  (以下 省略)
 
【雨乞い踊り(市指定文化財)】
 牛ヶ原は、平安時代に京都醍醐寺円光院の荘園となっていた場所です。踊りは、4人の棒振り役が神前に一拝して、太鼓を3つ打つと踊り始めます。棒をまわして踊る動作は、水汲みや水車の回る形を表わしているといわれています。雨乞い祈願に、棒振りと囃子の芸能を行う事例は全国的にも珍しいようです。
 
【しぐさ踊り(市指定文化財)】
 この踊りは、昔から菖蒲池区に伝承されており、江戸時代に殿様の前で披露したこともあるので「御前踊り」とも言われたことがあるようです。他所に比べて踊りの振りが、ゆったりとしていて美しく、優雅な感じがします。区内では、浴衣がけの軽装で踊っていますが、他所で披露する時は、菅笠をかぶり、浴衣にたすきをかけます。
 しぐさ踊り
 歌詞
 そろた そろた ナーハエ 踊り子そろた 二番すぐりの麻のように 麻のように
 咲いた桜にナーハエ なぜ駒つなぐ 駒がいさめば 花がちる
 桑の中にナーハエ 小うたがもれる 小うたききたや 顔みたや
 おらが青田のナーハエ 夜かぜがすずむ 味は知るまい 都人
 上を思えばナーハエ かぎりがないぞ 下を見て咲く百合の花  

 

【御前踊り(旧五箇村)】 

 旧五箇村に仏原という集落(今はダムの湖底に沈む)があった。平家物語で平清盛の愛をうけたという「仏御前」は仏原栃沢の生まれだといわれている。
 仏原という地名もそこから付けられたといわれてる。
 寿永の昔、栄華を極めた平家が源氏に打ちやぶられ、安住の地を求めてたどり着いた所は、草深い五箇地区であった。そして仏御前をしのんで歌われたのがこの踊りで誰いうことなく「御前踊り」というようになった。
 また、一説では、以前大野郡の山村にトチやカツラなどの材で、椀の荒木地を作る木地師が伝えたので別名「ワジマ」ともいわれている。
 なお、この踊りは従来、主としてお座敷でかさを手に踊られてきた。(※『奥越前の民俗芸能』 の抜粋)
歌詞(抜粋)
 アア輪島イナ 出てからイナ こどーでイナ 四年ノイナ もとの輪島イナ いつかえるイナ
 (囃し)アァソレが ジュダジュダ ノゥジュダノイナ もとの輪島イナ いつかえるイナ(以下、囃し省略)

 笠を忘れた 勝原茶屋で 空がくもれば 思い出す
 鮎をとる手を 扇にかえて 仏都のあで姿
 鮎を瀬に住む 鳥木に宿る 仏平の中に住む
 五箇の名物 たけのこわさび 神子踊りに笠おどり

【小山鍬踊り(小山地区)】

 昭和の初め、ときの小山村長吉田徳五郎氏は農村の振興を目指して「農民の魂は“鍬”にあるのだ」という発想のもとに制作された歌である。作詞は当時の小山小学校長 中村飛地氏、 振付は、当時の小山小学校教員 稲山タマエ氏(※『奥越前の民俗芸能』 の抜粋)
歌詞(抜粋)
 われらは貴き人なるぞ 農村振興第一に 立てよ小山の少年よ 汗もてうるおせこの皇土
 飯降が峰のいや高く 赤根の流れいや清き 瑞穂の国の礎と つとめ尽くさん国のため

 参考資料
『大野市史 図録文化財編』
『奥越前の民俗芸能』
「里神楽の歴史と特色~篠座・蕨生・稲郷・木本などの獅子舞について~ 」 『奥越史料 第11号』
『上庄のあゆみ』

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メール:bunka@city.fukui-ono.lg.jp
2009年2月9日

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