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滋賀県米原市地蔵川のハリヨの固有種、交雑で絶滅の危機

滋賀県米原市の地蔵川で、イトヨと同じトゲウオ科の淡水魚 ハリヨ が絶滅状態であることが、森 誠一イトヨの里館長(岐阜経済大学教授)らの研究で明らかになりました。 


森誠一 イトヨの里館長(岐阜経済大の教授(動物生態学)と福井県立大の小北智之講師(魚類進化生物学)らの共同研究で、岐阜県と滋賀県のみに生息する絶滅の恐れがある淡水魚のハリヨが、滋賀県の主な生息地である米原市の地蔵川で雑種化が進み、同川固有の純系の魚は絶滅状態であることが発表されました。

ハリヨは体長5~7センチ 、イトヨと同じトゲウオ科の淡水魚で形態は鱗板の数に差異がありますが、生態はほぼ淡水型(陸封型)イトヨと同じです。いずれも環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)種に指定されており、岐阜県と滋賀県では条例で採取が禁止されています。

森館長らは地蔵川のハリヨの鱗板の数が、同じトゲウオ科のイトヨの特徴を示す20~30枚になっていたのに着目。県の許可を得てDNA調査した結果、ほぼすべての個体でイトヨと交雑していることが確認でき、何らかの形で人為的に入り込み交雑したとみられると報告しています。

日本魚類学会では、「生物多様性の保全をめざした魚類の放流ガイドライン」を策定 しており 、安易な放流、善意での放流であっても地域固有の貴重な生物が絶滅する可能性があることを理解していただきたいと思います。

滋賀県ハリヨ撮影森誠一 [滋賀県ハリヨ 撮影 森 誠一 館長]
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2010年5月18日

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