[ここから本文内容]

性染色体変化で新種誕生 東北大、イトヨで初めて実証されました。

 東北大大学院生命科学研究科の北野潤助教授(進化生物学)らの研究チームは、日本海に生息するトゲウオ科のイトヨが独自の性染色体を持っていることを発見し、性染色体の変化によって新種が誕生したことを初めて実証したと、27日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表しました。

 北野助教授は「性染色体が新種形成に重要な役割を果たしていることを証明したもので意義がある」と述べられ、ほかの生物でも新種が形成される経緯を解明していく必要があるとしました。

 助教授によると、約200万年前の氷河期に日本海と太平洋が隔離されていたため、日本海のイトヨが独自の進化を遂げたとされることに着目。DNA分析や交配実験により、日本海のイトヨは性染色体上に体を小さくさせる遺伝子があるほか、雄には求愛行動の際に背中のとげで雌を強く突く行動を起こす遺伝子があることが分かりました。

 日本海の雌はこうした求愛行動を受け入れるのに対し、太平洋の雌は交配をやめてしまうため、日本海の雄と太平洋の雌は交配できないと証明しました。

 日本海の雌が攻撃的な求愛行動を受け入れるように変化したメカニズムを解明できれば「攻撃的な男性に引かれてしまう女性の心理にもせまれるのではないか」と北野助教授は述べていることは、大変興味深いものです。

 各社新聞記事より抜粋

日本海型&太平洋型 クリックにて拡大されます。

 この研究には当館の森 誠一館長も共同研究者として参加しております。
 尚、大野市に生息するイトヨは太平洋型に属する淡水型(陸封型)イトヨ個体群です。

 ここをクリックすると、これまでの話題一覧(平成21年度)に戻ります。

 ここをクリックすると、イトヨの里のトップページに戻ります。

このページのお問い合わせ先

本願清水イトヨの里
住所:福井県大野市糸魚町 8-44
電話番号:0779-65-5104
FAX番号:0779-65-5104
メール:itoyo@city.fukui-ono.lg.jp
2009年9月30日

アンケート

この内容はお役に立ちましたか?

関連リンク