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最終更新日:

2016年11月8日

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495-083-188

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人口減少について考える(平成27年度国勢調査結果から)

 先日、平成27(2015)年度の国勢調査の確定値が公表されまして、大野市の人口は平成27年10月1日現在で33,109人という結果となりました。これは、5年前の国勢調査の結果(35,291人)と比較して約2000人、割合にして6.2%の減少ということで、県内9市で比較すると最大の減少率となっています。

 この減少の度合いは、数字を見るととても大きなものに見えます。では実際のところどう評価すればいいのでしょうか。

 例えば、大野市では昨年度「大野市人口ビジョン」(以下「ビジョン」)を定め、人口減少対策の目標となる水準を設定して各種施策を進めているのですが、ビジョンに掲げられた2015年の目標人口は33,508人で、今回の数字はこれに400人程度届いていません。ただし、このビジョンは大野市における特殊合計出生率を2040年に2.07まで引き上げるなど長期的かつ野心的な取組を盛り込んでいるものであり、策定直後の数字で一喜一憂する性格のものではなく、目標である2040年に向けてじっくり取り組んでいくべきであると思っています。

 それに対して、人口問題を議論する際に必ず基本データとして用いられる、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が2013年に推計した全国の人口予測数値がありますが、それとの比較だと大野市の人口減少は予想よりも緩やかに進んでいることがわかりました。
 社人研の推計では、2015年の大野市の人口は32,821人であったので、実際にはそれを約300人上回る成果を得ることができました。市が取り組んでいる「第5次大野市総合計画」「越前おおのブランド戦略」、あるいは地方創生・人口減少対策に向けて昨年度取りまとめた「大野市総合戦略」などの各種施策が一定程度の成果を上げてきているとの評価が、全体としてはできるのではないでしょうか。

 もちろん、ではどの個別の取組が功を奏したのか、と問われれば、人口動態はとても総合的・包括的な分析を要するものですから、簡単には答えられないところが難しいのですが、一つ興味をひかれたデータをご紹介したいと思います。
 今回の国勢調査の結果と2013年の社人研推計について、5歳ごとの人数を比較してみますと、15~19歳と20~24歳では推計よりも実際の人数が減っている、特に19~24歳では100人以上少なくなっているのに対して、25歳より上の年代では推計よりも実際の人数が増えていて、特に25~29歳では167人も多い人数が大野市にお住まいという結果が出ました。

 一般に、人口の流出は大学への進学や就職時に多く、その人口が雇用の確保等の問題により戻ってこないため人口減少が固定化される、ととらえられています。この数字はそれを如実に語っていて、やはり高校卒業以降の人口流出は残念ながら予想を上回るペースで進んでいることが見てとれます。その反面、IJUターンや雇用創出などに向けた各種取組の成果からか、25歳以降、仕事を見つけて定住先を確保するという段階の人口が予想より大きく増えているという点は、明るい兆しとして評価できると思います。
 大野には大学等の高等教育機関がありませんので、進学時の流出は仕方ない部分があります。課題としてはその人たちが戻ってきたいと思えるかどうかであると考えれば、今回の数字はその狙いから外れていない形で取組が進んでいるという、前向きな材料の一つになるかもしれません。

 ここからは多少ふわっとした話になりますが、そもそも我が国全体で人口が今後どんどん減少していくことが確定的な中において、人口が減っていくことをあまりネガティブにとらえなくてもいいのではないか、という論調も多くみられます。確かに、地域における人のネットワークがしっかりしていたり、それぞれの人が生きがいを持ち暮らすことができれば、生活の質であったり、幸福感であったりという面において、人口減少はそれほど大きな問題にならないようにも見えます。

 ちょうど先日の水曜日(11月2日)、和泉地区にお邪魔しまして、地域の交流拠点「より処」で、地域の方々とお話をさせていただく機会がありました。これは、元「緑のふるさと協力隊」として地域で活動していただいていた佐宗辰哉さんが、協力隊の任務が終わった後も地域で活躍されている中で、本年9月に新たに開設した場所とのことでした。
 伺ってみると、運営に協力されている地域のボランティアの方に加えて、近隣でお仕事をされている方なども気軽に立ち寄って、昼食を取られたり話に花を咲かせたりと、自分も仲間に入れていただき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました(皆さんが持ち寄ったおいしい食べ物がどんどん出てくることには驚愕しました 笑)。

こういう体験をさせていただくと、人口減少著しい和泉地区にあっても、平和で楽しい生活が実現できることもわかりますし、都会や中小の地方都市にはない人とのふれあいや温かみのある暮らしが得られやすいものかなあ、と思ったりもしました。

 ただ、人口減少という問題はミクロだけではなくマクロの課題でもある、という点にも注意が必要だ、という点を忘れてはいけないとも思います。特に市の行政に携わるようになって思うのですが、市町村の仕組みはまさに「支えあい」であり、大野市の中でも人口が多いところから少ないところへの資源の移転があり、国レベルで見れば地方交付税などの仕組みにより、国民全体が市町村単位で支えあいの枠組みを運営している状況です。

 確かに人口を増やす・維持することだけを単純に追い求めてもそれは血の通っていない施策になる恐れがあり、人のつながりや地域資源・文化の継承・活用などに心を砕きながら、その地域に根付いた暮らしを大切にしていかなければ、結局は住みたくない地域になってしまい逆効果になる可能性もあると思います。
 しかし、その人口減少が進んでいる地域の暮らしを大切にする前提には、行政のサービスを始めとした生活基盤の確保が必要であり、それを支えているのは日本全国及び大野市全域のそこに住んでいない「人」、すなわちマクロでいうところの人口なのです。

 うまくまとまっておらず恐縮ですが、何を言いたいかと申しますと、個々の人々の暮らしという観点から見た場合、人口減少下でもよりよく暮らすことは可能ですし、必要以上に人口減少を恐れることはないと思いますが、かといって人口減少問題をマクロ的に見れば、やはりそれは社会全体の根本にかかわる大問題であり、戦略的な対応が必要であるということを、改めてこの一週間で、国勢調査の結果と地域の活力を両方見たうえで感じた次第です。

問題が大きすぎて簡単に切り取れないところに、なんとも無力感を感じますが、先週も書きましたとおり、できることからコツコツと取り組んでいくしかないですね。

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