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最終更新日:

2017年5月9日

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自分が将来住みたいまちを自分で描く

地方にUターンする際の課題として、雇用がないということが大きな課題としてあげられますが、これについても一つの真実ではあるものの、それがすべてとは言えないと感じています。そもそも、どのような方がUターンの希望を持つのか、という点で見てみると、種々の研究において、強い動機や愛着がある方が、Uターンの希望をより強く持つという結果が出ているようです。まずもってUターンしたいという希望がなければ、いくら雇用が確保されていても実際にUターンが起こる割合は少ないでしょうし、強い思いを持っている方であれば、自身で雇用を作り出すなどさまざまな形で、その地域に移り住み、根付くことはより容易になるのではと推察されます。

(参考)調査シリーズNo.152 UIJターンの促進・支援と地方の活性化 ―若年期の地域移動に関する調査結果―(独立行政法人労働政策研究・研修機構)
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。http://www.jil.go.jp/institute/research/2016/152.html(外部サイト)

それに関連して、最近、新聞の書評欄に掲載されていた『羊飼いの暮らし』という本を読みました。イギリスの湖水地方で、数百年にわたって羊の放牧を生業としてきた一家に生まれた著者が、一度はオックスフォード大学に進学してアカデミックな世界の仕事や都会の暮らしぶりを体験するのですが、伝統的な羊飼いとしての暮らしの魅力を上回ることはなく、結局は戻ってきて家業を継ぐという話です。

この本を読んで、これは極端な一例なのかもしれませんが、大野に戻ってきたいと思う方々には、こういう感覚を持って最終的に決断をしている方も少なくないのかもしれないと感じました。これまで大野で一年弱過ごしてきた中で、この土地の持つ魅力の一つは、太古からの日本人の暮らし・空気感を盆地に閉じ込めるかのように守ってきていることだと思っていまして、その感覚とこの本に描写されていた著者の心情には、似通った部分があるなと思うのです。

そう考えていくと、地方創生・人口減少対策ということでUターンの奨励を大野でも行ってきているのですが、その方策については一つの形があるわけではなく、ましてや都会で得られるようなサービスを揃えることだけが必ずしも正解ではないことが示唆されてきます。ではどうするかといえば、一つの答えとしては、地域への愛着を若いころから植え付けていくことがありまして、そのための取組として大野市が進めている「大野へかえろう」などは、将来的な効果を期待しているところです。

とはいえ、愛着だけでは限界があるのでは、というのも当然の疑問だと思います。将来実際に戻ってくるのは、いまの大野の子どもたちです。そうであれば、地域への愛着を醸成していくことに加えて、社会の在り方としても、子供たちが「こういうまちに住みたい、こういうまちだったら帰ってきたい」と思える地域にしていきたい、そうすれば帰ってくる子どもたちは増えてくる気がします。ではどうやってそのイメージ、青写真を知り、現実に形としていけばいいでしょうか。様々なアプローチがあると思いますが、一つの在り方として、子どもたちに直接聞いてみる、ということを市では考えました。

今年度から新たにスタートする「わたしが未来の市長提案事業」は、地域の中学生・高校生から、将来の大野がこうあってほしい、という本気の提案を募集し、それを市が現実のものとするよう取り組む事業です。自分が将来住みたいまちを自分で描き、それが形になることは、大きな喜びとして感じてもらえるはずです。

先日、この事業のキックオフとして、連携して取り組んでいただく大野高校において、小職から高校一年生の皆さんにお話をさせていただきました。入学したてのフレッシュな皆さんの若さに圧倒されそうにもなりましたが、大人側が本気になっていることを伝えないと、生徒の皆さんからの本気の提案はいただけませんので、自分も地方出身であるが帰れていないという現実も踏まえながら、一人の個人としての思いも込めて、精一杯説明をさせていただきました。

夏には提案が出そろい、プレゼンテーションによる審査会を経て、実現可能なものは、市の予算として具現化されていくこととなります。おそらく多種多様な提案が出てくるでしょうから、その取捨選択はとても困難な作業になると思いますし、いくつの提案を採用していくのかなど、今後検討すべき課題も多いですが、最後に責任を持って選び、形にしていくことが、いま大人として暮らしている我々の責務だと思っています。若い人たちの自由な発想から、どんな明るい未来が出てくるのか、とても楽しみです。

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