JR越美北線の運行本数維持を求める決議

　越美北線は、沿線地域住民の先祖伝来の大切な土地の提供を受けて昭和35年に開業され、以来、通勤や通学をはじめ市民の暮らしを支える重要な移動手段となっている。
　また、令和6年春の北陸新幹線福井・敦賀開業を控え二次交通としての役割が益々重要となっていく。それを見据え本年3月には、大野市は福井県、福井市、JR西日本金沢支社と越美北線の観光利用促進に関する連携協定を締結した。
　そのような中、去る5月19日にJR西日本が、今秋のダイヤ改正に合わせ越美北線の減便を検討していることを発表したが、到底納得できる内容ではない。
　ついては、大野市議会として、開業のために大切な土地を提供した市民の意思を重く受け止め、JR西日本に対し、JR越美北線の運行本数の維持を強く要望するとともに、市民生活に不可欠な地域交通の維持と北陸新幹線開業を見据えた二次交通ネットワーク構築のため、国策としての特段の支援を求めるものである。
　以上、決議する。
　　　　　　　　　令和3年5月31日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　大野市議会