屋根雪下ろしなど除排雪作業中の事故に注意しましょう!
屋根雪下ろしなどの除排雪作業中の事故防止
本格的な降積雪期を迎え、除排雪作業をする機会が増えてきますが、例年、屋根雪下ろしなどの除排雪作業中の死傷事故が発生しています。
思い当たりませんか?
除雪作業に対する慣れや過信、油断が事故を招いています。
- 「雪下ろしには慣れている」という過信や油断はありませんか?
- 自分の年齢や体力に対する過信はありませんか?
除排雪中の事故の特徴
- 特に屋根からの転落による事故が多い。
- 高齢者の事故が多い。
- 1人での作業中の事故が多い。
- 作業を始めてから間もない事故が多い。
- 発見時間が遅れるほど死者が多い。
事故のケースと原因
■除雪中の屋根から転落
- 屋根の上でスリップして転落
- 屋根の上の雪が滑り落ちてきてバランスを崩して転落
・命綱、ヘルメットをしていない
・地上に積雪がなく、地面・アスファルト・コンクリートが露出していたため、被害の程度が増大
・気温が高く、屋根の雪が滑りやすくなっていた
■はしごからの転落
- はしごの足が滑って、はしごと一緒に転落
- はしごから屋根に移動するときに転落
- はしごの上から雪庇を落としていてバランスを崩し転落
・はしごを固定していなかった
・足場を除雪したあとで、地面が露出していた
■屋根からの落雪
- 軒下で除雪中に落雪で埋まる、落雪が直撃する
・気温上昇時に軒下にいた
・落雪式屋根からの落雪が危険大
■除雪機の事故
- 除雪機のエンジンを止めず、雪詰まりを取り除こうとしたため、体の一部が巻き込まれる
・雪詰まりを除去する時の事故
・高齢者以外の比較的若い世代にも多い
■除排雪中の水路等への転落
- 流雪溝に投雪中、転落
- 流雪溝の雪詰まりをスコップなどで解消した際に流れに巻き込まれる
・急に水流が戻るとスコップなどと一緒に流される
・暗渠に入ると発見が遅れる
・発見までの時間が長く死亡に至る例も
■除雪に伴う発症
- 除雪作業中に急に座り込んで倒れ(心肺停止)、救急搬送される
・寒い屋外での重労働により発症
・体調などに無理や油断があった
除排雪中の事故を防ぐためのポイント
屋根雪下ろしなどの除排雪作業をする際には、次のことを心がけましょう。
- 作業は家族、隣近所にも声をかけて2人以上で
- 低い屋根でも油断は禁物
- 建物の周りに雪を残して雪下ろし
- 作業開始直後と疲れた頃は特に慎重に
- 晴れの日ほど要注意、屋根の雪が緩んでいる
- 忘れずに安全対策を
- はしごの固定を忘れずに
- 除雪道具は、こまめに手入れ、点検を
- 除雪機の雪詰まりは、エンジンを切ってから取り除く
- 携帯電話の携行を忘れずに
国土交通省
雪下ろし安全10箇条~除雪作業中の事故に注意しましょう~(外部サイト)(外部リンク)
福井県
除雪作業中の安全確保(外部サイト)(外部リンク)

























