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2019年9月3日

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令和元年9月定例会 提案理由説明

 令和元年9月第415回大野市議会定例会の開会に当たり、最近の諸情勢や市政の重要課題の取組状況について申し述べますとともに、提案いたしました各議案の概要について御説明申し上げます。

 令和になって初めての全国戦没者追悼式が、8月15日、日本武道館で開かれ、天皇陛下は皇后様とともに初めて御参列されました。
 本市におきましては、8月22日に、学びの里「めいりん」において、大野市戦没者追悼式を、御遺族の方々をはじめ、議員各位、国・県の関係機関、区長連合会、経済・教育・福祉関係の代表者や小中学校の児童・生徒代表など約280名の皆様に御参列いただき、挙行いたしました。
 また、追悼式に先立ちまして、太平洋戦争に動員され戦死した、本市出身の日本兵の遺品である日章旗の寄せ書きが、出征から76年ぶりに、本市の御遺族の元に戻ってきたことの御報告を受けました。
 戦争を体験した世代が少なくなっていく中、多くの戦没者の方々の尊い犠牲の上に今日の平和があり、そして、現在のふるさと大野が築かれていることを心に刻み、この悲惨な戦争の史実を風化させることなく、後世に正しく伝えていく責任の重さを改めて痛感したところです。

 さて、7月21日に投開票されました第25回参議院議員通常選挙においては、124議席が改選されました。
 福井県選挙区におきましては、地元現職の滝波宏文先生が、県内全市町で県民の皆様の厚い御支持を得て、見事に再選されましたことに対し、心からお祝いを申し上げます。
 今後も、中部縦貫自動車道の県内区間の早期全線開通や北陸新幹線の敦賀以西の延伸などに向け御尽力を願いますとともに、本市の発展にも大きな御支援を賜りますよう心からお願い申し上げる次第です。

 次に、「第六次大野市総合計画の策定状況」について申し上げます。
 市政のみならず市民や団体などの新しい指針となり、国・県などとの連携を図る指針ともなります第六次大野市総合計画の策定につきましては、6月2日の大野市総合計画審議会への諮問後、より専門的な事項に対する検討を行うため、審議会の一部の委員や関係団体の実務者、市職員で組織する幹事会を設置し、7月16日に1回目の会議を開催するとともに、市民や中高生などへアンケート調査を実施し、結果の集計を行っています。
 現在、地域住民の生の声をお聞きして、検討の参考にさせていただくため、順次、地区別ワークショップを開催しています。
 これまで、8月1日の下庄地区を皮切りに、大野地区、乾側地区、小山地区、和泉地区で開催し、残る3地区につきましても、今月中に開催する予定となっています。
 ワークショップには、5地区合計で106名の御参加をいただき、第五次総合計画後期基本計画の基本施策ごとに満足度を表していただくとともに、将来に向けた持続可能な地域づくりへの様々な御意見を頂戴しています。
 アンケートの結果と合わせて幹事会や審議会に報告し、策定に向けた検討の材料にしていきたいと考えています。

 それでは、市政の重要課題の進捗状況について、第五次大野市総合計画の構想実現のための柱に沿って御説明申し上げます。
 最初に、「人が元気」について申し上げます。
 まず、「市民の健康づくり」について申し上げます。
 本市においては、全ての市民が健康でイキイキと暮らすことができる「健康のまちづくり」を進めています。
 夏休み前の7月6日に、市民に正しくラジオ体操に取り組んでいただくため、ラジオ体操講習会を開催しました。
 夏休み期間中には、各地区におきまして、子ども育成会などの主催によるラジオ体操が元気よく行われました。
 また、通称「横町スタジオ」と呼ばれる、横町通りの空家を改修した関西大学の拠点に生活して、地域とのつながりづくりに取り組んでいる同大学の学生が、横町通りで毎朝、地域の子どもからお年寄りまでの方々を集め、ラジオ体操を行っています。

 次に、「結の故郷 健康・食守フェスタ」について申し上げます。
 市民の健康づくりへの意識と食への関心を高めるため、9月23日にエキサイト広場において、「結の故郷健康・食守フェスタ」を開催します。
 これまで開催していた「食守フェスタ」「健康フェア」「体力測定」に、健康づくりの要素を新たに取り入れ、バージョンアップさせて実施します。
 健康エリアでは、「体組成」「貧血」「骨密度」などの各種測定や済生会病院の医師による健康セミナーなど、食守エリアでは、市内で食育に取り組む団体や農業者団体などの活動を紹介するパネル展示による啓発やおおの産野菜料理の試食など、体力測定エリアでは、自身の体力年齢の測定を行います。

 次に、「百寿者・米寿者の訪問事業」について申し上げます。
 今月14日に、100歳の百寿を迎えられる18名と88歳の米寿を迎えられる256名の方々の御自宅などを訪問して、お一人お一人に長寿のお祝いを申し上げさせていただく予定です。
 これまで、99歳の白寿を迎えられる方を訪問しておりましたが、本年度より、県の「老人の日記念事業」に合わせ、100歳の百寿を迎えられる方を訪問させていただきます。
 今後も、赤ちゃんからお年寄りまでいつまでも健康で、イキイキと暮らすことができる健康のまちづくりに積極的に取り組んでまいります。

 次に、「全国的な表彰制度の活用とスポーツ選手の活躍」について申し上げます。
 大野市交通指導員としての42年間の長きにわたる活動を通じて、交通事故防止と交通安全意識の高揚などに貢献された顕著な功績により、庄林の水谷光一さんが、内閣府の交通安全功労者表彰を受賞されました。
 スポーツ選手の活躍では、6月28日に静岡県の富士スピードウェイで開催された「第88回全日本自転車競技選手権大会・男子アンダー17の部」に参加した、尚徳中学校3年生の笹島瑠樹さんが、中高生78人が参加する中、中学生では最高位となる3位入賞を果たされました。
 また、7月7日に福井市で開催された「イルカ杯 福井県ジュニア水泳競技大会」に出場した、開成中学校出身で、福井工業大学附属福井高校2年生の土本夕愛さんが、女子100mと200mの背泳ぎでそれぞれ県新記録を出して優勝されました。
 8月21日から東京辰巳国際水泳場で開催された「第42回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」に出場した、開成中学校1年生の小林優香さんが、女子11歳から12歳までの50m背泳ぎで8位入賞を果たされました。
 さらに、8月24日から京都府で開催された「第4回全日本中学女子軟式野球大会」において、陽明中学校3年生の廣瀬佑月さんが所属する福井ダイヤモンドガールズが、3位入賞を果たされました。
 それぞれの今後ますますの御活躍を御期待申し上げます。

 次に、「乾側小学校校舎の安全対策」について申し上げます。
 これまで、市内小中学校校舎の耐震対策を進めてきましたが、乾側小学校の校舎は、現在、耐震基準を満たしていないことから、教育委員会では、児童や教職員の安全安心を第一に、複数の方策を示したうえで、乾側小学校の保護者、教職員及び乾側地区住民の御意見をお聞きしたと伺っています。
 今後、教育委員会としては、早期に乾側小学校の安全対策に取り組みたいとのことであり、まずは、この冬の安全を確保するために必要な経費を計上した補正予算案を本定例会に提出しています。

 次に、「小中学校の再編」について申し上げます。
 教育委員会では、小中学校再編計画の見直しの取り組みとして、5月下旬から「教育環境に関する意見交換会」を行っています。
 現在、小中学校の保護者や教職員を対象にした意見交換会が終わり、8月下旬からは、保育所や認定こども園の保護者を対象とした意見交換会を行っています。
 10月下旬から11月中旬にかけては、各地区の住民の方々を対象に意見交換会を行い、その後、各会場での意見やアンケートの取りまとめを行うと伺っています。
 次に、「文化会館の整備」について申し上げます。
 教育委員会では、本年度当初予算のうち、文化会館整備基本設計事業に係る本年3月議会での付帯決議を尊重し、指摘事項への対応方策などについて、引き続き総務文教常任委員会に説明し御理解をいただき、基本設計業務に取り組んでいくと伺っています。
 文化会館の整備に当たりましては、次代の子どもたちに文化芸術の創造の場を与え、豊かな心を育む機会を提供する本市の文化芸術振興の拠点であるとともに、誰もが日常的に気軽に集うことができる施設を目指してまいります。

 次に、「歴史文化に触れる機会の提供」について申し上げます。
 7月から市内の文化各施設において、順次、企画展を開始しています。
 COCONOアートプレイスで開催している企画展「若き日の画家たちに夢を乗せ」を皮切りに、和泉郷土資料館において、「おおの恐竜発掘-新発見への挑戦-」を、本願清水イトヨの里において、「古代湖 琵琶湖の生き物 昔と今」を、大野市歴史博物館において、「藩政改革の光と影」を現在開催中です。
 なお、夏休み期間中は、学芸員による展示解説や化石のレプリカづくり、スタンプラリー、建築講演会などの体験イベントが人気を集めていました。
 8月3日からは、武家屋敷旧内山家と旧田村家において、窓付きの夏障子や風車がある棚を設置しフォトスポットとなっています。
 また、これらの企画展を多くの人に楽しみながら回遊していただけるように、謎を解きながらまちなかを散策する「歴史迷宮2019」を11月4日まで開催しており、本市を訪れた親子連れなどに楽しんでいただいています。
 10月14日には、「笑点」でおなじみの三遊亭円楽師匠をお招きし、文化会館を会場に「三遊亭円楽独演会」を開催し、笑いの文化「落語」を堪能していただきます。
 今後も、歴史文化に触れる機会を提供してまいります。

 次に、「防災対策・消防行政」について申し上げます。
 例年、夏から秋にかけては台風や前線の影響で、大雨による浸水被害や土砂災害が発生する危険性が高まる時期となります。
 全国においては、8月28日に活発な秋雨前線が停滞したことにより、福岡県、長崎県、佐賀県に大雨特別警報が発令され、「警戒レベル5」の災害の発生を示す段階となり、「命を守るための最善の行動をとるよう」呼びかけられていたものの、死者や行方不明者が出ています。
 お亡くなりになられた方々に対しまして、心からの御冥福を、そして、行方不明となられた方々の一刻も早い救出をお祈り申し上げますとともに、被災された方々へお見舞い申し上げます。
 本市におきましては、8月15日深夜から16日未明のお盆の期間に台風第10号が西日本を縦断したことに伴い、災害対策連絡室の準備会議を開催し、台風による災害に備えました。
 幸いにも、本市におきましては、大きな被害の報告はありませんでしたが、これからの台風襲来が本格化する季節に向け、8月30日には、災害対策本部の参集訓練を実施し、いつ起こるとも知れない災害に備えたところです。
 そのような中、11月1日、2日に本市を主会場に中部7県の消防機関をはじめ自衛隊や警察などの防災関係機関が参加し、大規模災害を想定した緊急消防援助隊中部ブロック合同訓練が実施されます。
 併せて、福井県総合防災訓練が実施されることから、本市においても、両日、市総合防災訓練を実施します。
 訓練には、消防団員をはじめ多くの市民の方々にも御参加いただき、共に思いやり支え合う安全で安心なまちの形成につなげてまいります。
 市民の生命と財産を守ることは行政の責務であり、今後も引き続き災害に強いまちづくりを目指し、防災危機管理体制の充実に取り組んでまいります。

 続きまして、2番目の柱「産業が元気」について申し上げます。
 最初に、「中部縦貫自動車道」について申し上げます。
 8月25日に、国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所の主催により、今しかできない「大野荒島トンネルコンサート」が荒島第1トンネル内において開催されました。
 奥越太鼓保存会や大野高等学校吹奏楽部、大野市民吹奏楽団による演奏を、市民約200名が聞き入り、市民の心に残るものになりました。
 議長をはじめ、関係する各委員会の委員長に御出席を賜り、厚くお礼申し上げます。
 市民の思いは、中部縦貫自動車道の一日も早い完成であります。
 中部縦貫自動車道大野油坂道路の早期整備には、予算確保が最重要課題であることから、6月下旬から8月にかけて、未来へつなぐまちづくり特別委員会、近畿国道協議会、大野油坂道路整備促進連絡協議会、中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会、郡上市との要望活動に出席、あるいは、同行させていただき、国土交通省や財務省、県選出国会議員の方々に対し、令和4年度末までの県内全線開通を要望しました。
 議員各位におかれても要望活動に積極的に取り組んでいただいており、感謝申し上げますとともに、引き続き、御支援と御協力をお願い申し上げます。

 次に、『重点道の駅「(仮称)結の故郷」』について申し上げます。
 現在、敷地の造成や調整池などの土木工事を実施中です。
 建築工事につきましては、入札手続きを終え、仮契約が整いましたので、7本の工事のうち、予定価格が1億5千万円以上の6本の工事について、議会の議決をいただきたく、請負契約の締結の議案を本定例会に提出しています。
 重点道の駅の名称につきましては、市民や来訪者に末永く愛される道の駅とするため、8月末まで公募していました。
 北は北海道から南は沖縄県まで全ての都道府県の方々から応募をいただき、応募件数は3,000件を超えています。
 今後、選考委員会において名称を決定し、10月26日、27日に開催されます「九頭竜紅葉まつり」での公表を予定しています。
 決定した名称に沿った建物のサインや商品パッケージなどに利用するロゴマークを制作するため、必要な経費を計上した補正予算案を本定例会に提出しています。

 次に、「大野市道の駅産直の会への支援」について申し上げます。
 道の駅に設ける直売所に、農林産物や地場産品などを安定して供給することを目的に設立された「大野市道の駅産直の会」では、会員への食品衛生に関する研修を実施するとともに、道の駅九頭竜への出荷を通じて、生産から販売までの経験を積んでいるとのことです。
 本市としましては、「産直の会」の会員に対して、全国の直売所の事例や売れる商品の見せ方、六次産業化への取り組みなどを学ぶ研修会を7月に開催しました。
 また、引き続き、食品系の商品を出荷する会員に対しまして、商品パッケージデザインの改良やサイズの変更など商品づくりや商品開発の取り組みを支援しています。
 現在は、8月上旬までに取りまとめた会員の状況をもとに、道の駅への出荷について中小企業診断士による課題の整理や分析を行っています。

 次に、「来年度の米の生産調整」について申し上げます。
 平成30年産米から国による生産数量の配分が廃止されました。
 本市としましては、需要に応じた米の生産による米価の安定を図るため、大野市農業再生協議会とともに生産調整に取り組んでいます。
 本年産米については、本協議会で定めた生産目標を達成する見込みとなっています。
 令和2年度においても、米価の下落を防止するため、米の需給見通しに基づいた生産調整は必要と考えています。
 本市としましては、市農業再生協議会とともに引き続き、米の生産調整に取り組むとともに、国の経営所得安定対策等交付金制度を活用し、麦や大豆、ソバを基幹作物として、特産作物をはじめとする園芸作物を組み合わせた農作物の生産を促進し、農業所得の向上につなげてまいります。

 次に、「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」について申し上げます。
 環境省が主催する「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」が、本市の結とぴあで10月14日に開催されることが決まりました。
 多くの人に狩猟の魅力や社会的役割、安全な狩猟方法などを紹介し、鳥獣保護管理の担い手となるきっかけづくりを目的に開催されます。
 本市においては、狩猟者による講演や、狩猟で使用する「わな」などの展示、シカのジビエ料理の紹介などが行われる予定であり、このフォーラムがきっかけとなり、狩猟への関心が高まり、狩猟者の確保、育成につながることを期待しています。

 次に、「豚コレラ」について申し上げます。
 昨年9月に岐阜県の養豚場で国内で26年ぶりに発生が確認され、本年7月6日に、市内で捕獲された野生イノシシから、県内で初めて感染が確認されました。
 本市としましては、翌7日には県から情報を収集し、県が8日に開催した第3回豚コレラ対応連絡会議を受け、庁内の連絡会議を開催し、情報の共有を図りました。
 「豚コレラは、豚、イノシシの病気であり、人に感染することはない」ことなど、市民に対して、豚コレラに関する正しい認識を周知するため、市ホームページへの掲載やチラシの全戸配布、広報おおのでお知らせし、正確な情報に基づいて冷静な対応をお願いしました。

 次に、「森林施業の効率化の促進」について申し上げます。
 市内には、間伐期を迎えた森林が約1万haあり、間伐材の利用促進を図り、適正な森林施業を進める必要があります。
 間伐材の受け入れ先としては、木質バイオマス発電所「福井グリーンパワー大野発電所」があり、トラブルもなく順調に稼働しているとお聞きしています。
 燃料となる間伐材などの木材確保を図るため、九頭竜森林組合が森林施業の効率化の促進を目的に導入する高性能林業機械の整備に対する補助金を計上した補正予算案を本定例会に提出しています。

 次に、「起業家・経営者支援」について申し上げます。
 現在、市内において、起業家・経営者応援事業を活用し、新たな店舗の開業や企業の事業拡大の動きがあります。
 和泉地区においては、和泉ふれあい会館に、地元企業が8月13日にコンビニエンスストアをオープンし、まちなかにおいては、五番通りのおもちゃ屋さんが、四番通り側にひな人形を展示する展示館を整備予定であるなど、地域の活性化に寄与しようという動きが見られます。
 また、市内在住の女性の方々が、まちなかや市内の商業施設においてブティック、パン屋、花屋、ヨガスタジオ、惣菜店をそれぞれ開業し、または開業する予定をしています。
 こうした女性のチャレンジする機運が広がることにより、市内の女性経営者との交流も広がるものと期待しています。
 本市としましては、新たなことにチャレンジする事業者や本市で活躍しようとする女性を積極的に支援するため、店舗改装経費などに対する補助金を計上した補正予算案を本定例会に提出しています。

 次に、「おおの城まつり」について申し上げます。
 52回目を迎えた本市の夏の一大イベントは、初日の13日には、今回で10回目となる「結の故郷中学生みこし・ダンスパフォーマンス」と、「結の故郷小学生ふるさと芸能発表会」が、それぞれ学びの里「めいりん」のグラウンドと講堂で行われました。
 中学生みこし・ダンスパフォーマンスでは市内5中学校から約550名の生徒が参加し、力強いみこしの練り歩きや息の合ったダンスパフォーマンスで、会場を大いに盛り上げました。
 また、ふるさと芸能発表会では、地域に伝わる伝統芸能を地元の小学生が一生懸命に踊り、会場を訪れた多くの方がその姿に目を細めていました。
 「大花火大会」では、会場となった真名川グラウンドの夜空に打ち上がった約5,000発の大輪の花に大きな歓声が沸き上がり、市民や帰省客など約38,000人が大いに楽しみました。
 メイン行事であります「おおのおどり」をはじめとする15日、16日のイベントにつきましては、台風第10号の影響により、全て中止せざるを得ませんでした。
 おおのおどりを始め、おおの城まつりの準備に関わっていただいた皆様の御努力を考えますと、大変残念でしたが、市民や観光客の安全安心を考え、おおの城まつり実行委員会としてもやむを得ない判断をされたと思います。
 ぜひ、来年のおおの城まつりは、今年の分まであわせて盛り上げていただきたいと思います。

 続きまして、3番目の柱「自然が元気」について申し上げます。
 まず、「環境を思い行動する人づくり」について申し上げます。
 近年、世界的に重要課題となっている地球温暖化対策について理解を深めるため、子どもと保護者を対象とした「地球温暖化対策セミナー」を8月24日に開催しました。
 「2100年の天気予報」をテーマに、最新の気象情報から予測される将来の地球温暖化について学習するとともに、温暖化の要因とされる二酸化炭素の排出量を抑えるために、実験やクイズを交えて、省エネルギーにつながる身近な行動について理解を深めました。

 次に、「地下水位表示板のデザイン募集」について申し上げます。
 現在、市内16カ所に設置している地下水位表示板が古くなり、錆が出るなど老朽化が進んできたことから、表示板を一新したいと考えています。
 子どもたちに地下水について興味を持ってもらいたいことから、表示板のデザインについて、8月1日から9月17日までの期間、市内小中学生を対象に募集しています。
 今後、応募のあったものの中から新しい表示板のデザイン案を決定して、来年度以降、計画的に表示板を更新してまいります。

 続きまして、4番目の柱「行財政改革」について申し上げます。
 まず、「水への恩返し キャリングウォータープロジェクト」について申し上げます。
 6月から7月にかけて、市内の四つの小学校と越前町の小学校で、水の本を使用した出張授業を実施しました。
 出張授業においては、東ティモール民主共和国での3年間の取り組みをまとめた映像「大野市の挑戦」も公開しました。
 この映像は、出張授業だけでなく、市ホームページ、イベント会場や公共施設などで公開し、市民に水への感謝の気持ちを再認識していただくとともに、水に恵まれた大野に住んでいるという誇りと愛着心を醸成してまいります。
 なお、ユニセフを通じた東ティモールへの3年間の支援は、本年12月をもって期限を迎えます。
 給水施設の状況や維持管理状況を確認するため、11月11日から、現地に視察団を派遣します。
 これに併せ、オリンピック関係の同国の政府関係者やユニセフなど関係機関との意見交換を行うことも予定しています。

 次に、昨年度に引き続き、市内の中学生とフランスのヴォルヴィックの中学生との文通プロジェクトを開始しました。
 中学生26名の応募があり、8月6日に1回目の講座を行いました。
 自己紹介するためのプロフィールカードを作製しましたので、カードをフランスへ送り、交流を進めてまいります。
 また、フランスのオルレアンやアフリカ・ベナン共和国のパラクーと連携して進めている、ボードゲームの制作では、6月14日に有終南小学校の児童に協力してもらい、ゲームに使用するクイズの問題を作成しました。
 ボードゲームは、水の大切さを学ぶことができる内容となっており、年度内に完成できるよう進めてまいります。

 次に、「マイナンバーカードの普及促進」について申し上げます。
 国は、6月21日に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2019」において、令和4年度中に、ほとんどの住民がマイナンバーカードを保有することを想定し、マイナンバーカードの普及を強力に推進することとしています。
 具体的な取り組みとして、マイナンバーカードを活用した消費活性化策が令和2年度に実施される予定であり、本市としても実施に向けた準備を進めていく必要があるため、必要な経費を計上した補正予算案を本定例会に提出しています。

 次に、「公共施設の使用料など」について申し上げます。
 公共施設の使用料につきましては、本年5月に定めた見直しの方針に基づき検討を進めてきており、8月21日には、第2回公共施設使用料等見直し検討委員会にて、改定案を御協議いただきました。
 現時点での内容としては、越前大野城やフレアール和泉、麻那姫湖青少年旅行村など、市外からの利用者が多い施設につきましては、使用料の改定を考えています。
 一方、あっ宝んど、結とぴあ、エキサイト広場など、健康づくりや地域活動、文化活動を目的とする市民の利用者が多い施設につきましては、使用料の据え置きを考えています。
 また、新規の利用促進策として、年間パスポートの発行や市民向けの無料開放日の設定なども検討を進めています。
 併せまして、し尿汲み取りなどの手数料や施設使用料の減免制度についても、検討を進めています。
 改定が必要となる施設使用料や手数料につきましては、12月定例会に関係条例の改正議案の提出を考えています。

 次に、「会計年度任用職員制度」について、申し上げます。
 平成29年5月の地方公務員法等の一部改正に伴い、令和2年4月から会計年度任用職員制度が創設されます。
 本市においても、これまでの嘱託職員や臨時職員としての雇用ができなくなることから、会計年度任用職員制度への移行が必要となります。
 現在、国などの制度設計の考え方や他自治体の情報を収集するとともに、庁内で制度の運用についての検討を進めています。
 報酬の水準、雇用形態などの詳細な部分を調整し、12月定例会に条例議案を提出したいと考えています。

 それでは、ただ今上程されました各議案の概要について御説明申し上げます。
 予算議案につきましては、一般会計と三つの特別会計について補正予算案を提出し、御審議をお願いするものです。
 一般会計の主なものといたしましては、農業用ハウス強靭化緊急対策事業補助、商店街等集客力向上支援事業、起業家・経営者応援事業、「まるごと道の駅」拠点企画推進事業など、合計で8,760万円を追加し、予算累計額185億8,171万9千円とするものです。

 介護保険事業特別会計では、平成30年度介護保険料剰余金の基金への積み立てと、平成30年度の支払基金交付金や国県負担金の超過交付分の返還金などを、簡易水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計では、平成30年度決算による各管理運営経費の剰余金の基金への積立などを計上しています。

 次に、条例議案といたしましては、「大野市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案」のほか4議案、その他議案といたしましては、「重点道の駅施設整備工事」の六つの請負契約の締結と、「平成30年度大野市歳入歳出決算認定について」「平成30年度大野市水道事業会計の決算認定について」の8議案を提出いたしており、合計17議案について御審議をお願いするものです。
 各議案の内容につきましては、それぞれ担当部局長から御説明いたさせますので、慎重に御審議のうえ、妥当なる御決議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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