文化庁認定100年フード「半夏生さばの食文化」
「
100年フードとは
文化庁が認定する、次のような特徴をもつ食文化です。
- 地域の風土や歴史・風習の中で個性を活かしながら創意工夫され、育まれてきた地域特有の食文化
- 地域において、世代を超えて受け継がれ、食されてきた食文化
文化庁は、そのような食文化を、地域の誇りとして、100年を超えて継承することを宣言する「100年フード宣言」の取り組みを推進しています。
半夏生さばとは
夏至から数えて11日目、農繁期が終わり、夏を迎える半夏生の日に食べる串刺しの丸焼きさば。またはそれを食べる風習。
半夏生さばの始まり
半夏生さばを食べる風習は、夏バテ防止策として藩主が焼さばを食べることを奨励したあるいは焼さばを配ったことから始まったという言い伝えがありますが、それを裏付ける史料は見つかっていません。
安政元年(1854) 6 月、横枕村の
さばの仕入先
大野藩は、現在の丹生郡越前町域に、越前海岸の
内陸に位置する大野ですが、西方領を通じてさばを入手していたことが古文書からわかります。
幕末に、大野藩士
また、西方領内では、大樟浦役所が
時代を超えて愛され続け、人と人とを繋いできた半夏生さばの食文化
現代においても、半夏生の日には半夏生さばが多くの家庭の食卓に並びます。離れて暮らす家族に半夏生さばを送る人もいます。
スーパーや鮮魚店などで販売されており、店頭で焼き上げるお店には、煙と香ばしい匂いが立ち込め、半夏生さばを買い求める多くの人で賑わいます。その様子は、季節を感じさせる一つの風景となっています。
半夏生さばにより、馴染み深い食材となったさばは、焼きさば定食、さばカツ丼など、様々な形で食べ続けられています。
この食文化を元に、近年では、「半夏生サバの買い出しウォーキング」や「サバ寿司で作るモザイク・サバアートでギネス世界記録」、「魚屋さんでおおの膳」といった取り組みが行われました。
時代を越えて愛され続け、人と人とを繋いできた半夏生さばの食文化を、もっと先の未来まで継承していきましょう。
半夏生サバの買い出しウォーキング
大野市は、「大野市文化財保存活用地域計画」(文化庁認定)に基づき、半夏生さばをはじめとする伝統食について調査を進め、食文化のブランド化を進めていきます。
伝統の100年フードを味わう
伝統の100年フード「半夏生さば」を購入できる店舗を紹介します。
※最新の情報は各店舗にご確認ください。
→越前おおの観光ガイド(運営:越前おおの観光ビューロー)「半夏生さば」(外部サイト)
伝統の100年フード「半夏生さば」のアレンジレシピをご紹介します。
→ 大野ならではの食材を使ったメニューをご紹介~はげっしょさば~
広報物の利用について
「半夏生さばの食文化」の普及を目的とした各種広報物を提供いたします。
100年先まで継承するために、ご協力よろしくお願いいたします。
(1)100年フード認定証
ご利用を希望される方は、下記問い合わせ先までご連絡ください。
(2)チラシ・ポスター
ダウンロードし、ご自由に配布及び掲示してください。
記載されているQRコードはこのウェブページにリンクしております。
(3)ロゴマークの利用
ご利用を希望される方は、下記問い合わせ先までご連絡ください。
利用例)チラシやホームページ、商品パッケージへの掲載
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このページのお問い合わせ先
生涯学習・文化財保護課
福井県大野市城町9-1 学びの里「めいりん」内
電話番号:0779-65-5590
ファクス:0779-66-2885
メールアドレス:shobun@city.fukui-ono.lg.jp