大野市水循環基本計画
大野市水循環基本計画の策定
国の水循環基本法(平成26年施行)や水循環基本計画(令和2年6月改定)の趣旨を踏まえ、大野の恵まれた水循環を守り、未来に引き継いでいくため、本市のさらなる水循環の健全化に向けた総合的な計画として、「大野市水循環基本計画」を策定しました。
計画策定の趣旨・計画の位置付け
この計画は「第六次大野市総合計画」を上位計画とし、各種個別計画における水に関する施策と整合を図りながら、水循環に関する施策を総合的かつ一体的に推進するものです。これまで進めてきた「大野市地下水保全管理計画」「越前おおの湧水文化再生計画」は、その策定の趣旨や考え方、施策などを整理し、この計画に統合しました。また、「第二次大野市環境基本計画」まで記述された地下水や公共用水域の水質汚濁防止など、水環境の保全に関する一部の記述は本計画に取り込んでいます。
大野市水循環基本計画の位置付け
計画の期間
令和3年度から令和12年度までの10年間
基本理念
「健全な水循環による、住み続けたい結のまちの実現」-九頭竜川源流域の豊かな水環境を次世代へ-
基本方針と具体的施策
基本理念を実現するために三つの基本方針を定め、基本方針ごとに施策を体系的に整理しています。
- 基本方針1 流域マネジメントの推進-水で導く地域の未来-
1、貯留・涵養機能の維持・向上
2、水資源の適正かつ有効な利用の促進
3、健全な水循環を通じた地域活性化の推進
- 基本方針2 水循環に関わる人材の育成と水文化の継承-普及啓発および教育と研究の深化-
1、健全な水循環に関する教育、人材育成および研究の推進
2、水文化の保存と継承
3、新たな水文化の創出に向けて
- 基本方針3 災害や気候変動、地下水障害などへの対応-リスク管理型水循環の構築-
1、水災害などに対する防災・減災対策
2、気候変動が水循環に与える影響の調査研究と適応策の検討
3、地下水障害の防止と対策
計画の着実な推進に向けて
計画の推進に当たっては、新たに設置する「大野市水循環推進協議会」において、流域における多様な主体が実施する取り組みの進捗状況や効果などを共有し、総合的かつ計画的な流域マネジメントを推進します。
また、この計画に基づく取り組みを開始した後、施策の効果を評価し、必要に応じて適切な措置を講じるなど、計画の着実な推進による基本理念の実現を目指します。
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