牛ふん堆肥を使って環境にやさしい農業をしませんか?
環境にやさしい農業とは
農業は食料の生産だけでなく、環境保全等のさまざまな機能を果たしており、私たちが豊かに暮らすためには欠かせないものです。しかし一方では、肥料や農薬を必要以上に使用することによる土壌や水質への負荷が懸念されています。
また、近年の化学肥料に頼った栽培により、土壌が本来持つ作物を育てる力「地力」の低下も懸念されています。
大野市では、この問題点を改善し、環境にやさしい農業を目指すため堆肥の利用を推進しています。
牛ふん堆肥とは
主材料は牛ふんです。そのほか副材として、もみ殻、おが屑、おから等を混ぜ合わせて、発酵させ微生物によって分解された有機質肥料です。完熟堆肥ですので、皆さんがイメージされる嫌な臭いも少なく、サラサラで使いやすいのが特徴です。
牛ふん堆肥を使って上手に品質、収量アップ!
牛ふん堆肥を使うメリットとは
製造されている完熟堆肥は、有機物を多く含みます。しっかり土に混ぜ込むと、ゆっくりと微生物により分解されます、すると土の団粒化が進み、空気が入り土がフカフカになります。作物の定植前や秋起の際に、土作りの土壌改良材として使用すると・・・
1、土がフカフカになり、通気性、保水性、排水性が良くなります。
2.土中の生物のエサとなる有機物を多く含むため、土壌生物、微生物が増え病虫害を抑制します。
3.連用することで、保肥力が高くなり、地力が強化、維持されます。
4.即効性はありませんが、肥料成分を含むため化学肥料の使用を少なくできます。
5.環境にやさしい、安心安全なものを食べたいというニーズを満たすことができます。
利用のめやす
家庭菜園の場合 1平方メートルにつき、2キロから3キロ
農業者園芸作物の場合 10aあたり2トン
水稲の場合 10aあたり1.5トン
堆肥は1立米あたり400キロ程度、袋詰め30リットルは12キロ程度です。
次の市内2か所で堆肥の製造、販売をおこなっています。
施設名:六呂師堆肥センター
事業者:農事組合法人ソイル
住所:大野市南六呂師169-68-1
電話:080-3046-1312
取扱:ばら売り1立米1700円(市内の方)、袋詰め30リットル300円
※袋詰めは、ホームセンターパルス、越前おおの結楽座でも購入できます。
施設名:富田酪農堆肥組合
事業者:杉原牧場
住所:大野市下麻生嶋102-1
電話:0779-65-1416
取扱:ばら売り1立米1700円(市内の方)
配達、散布も別途承ります。ご相談ください。