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2018年9月3日

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平成30年9月定例会 提案理由説明

 平成30年9月第409回大野市議会定例会の開会に当たり、最近の諸情勢や市政の重要課題の取組状況について申し述べますとともに、提案致しました各議案の概要について御説明申し上げます。
 7月7日に、第17代大野市長に就任して以来、早や2カ月が経過しようとしています。
 この間、関係団体などへのあいさつ回りやおおの城まつりなど慌ただしい日々が続きましたが、ようやく最近になり慌ただしさに追いついてきたところであり、今後、公約の実現に向けて精一杯努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 さて、国の平成31年度予算の各省庁からの概算要求は、高齢化に伴う社会保障費の伸びに加え、成長戦略の特別枠など一般会計の総額が102兆円台半ばとなる見通しで、5年連続で100兆円を超えることとなります。
 2020年10月の消費税率10%への引き上げに備え、別枠で景気対策費を上積みする予定とのことであり、これから準備を進める本市の平成31年度当初予算の編成作業に当たりましては、国や県の今後の動向を注視しながら、的確に対応してまいりたいと考えています。

 次に、「大野市戦没者追悼式」について申し上げます。
 8月23日、学びの里「めいりん」において、御遺族の方々をはじめ、議員各位、国・県の関係機関、区長連合会、経済・教育・福祉関係の代表者や小・中学校の児童・生徒代表など約300名の皆様に御参列いただき、大野市戦没者追悼式を挙行致しました。
 本追悼式は、先の大戦の犠牲者に思いをはせ、哀悼(あいとう)の意を表すとともに、平和への誓いを新たにするものです。
 多くの戦没者の皆様の尊い犠牲の上に今日の平和があり、そして、現在のふるさと大野が築かれていることを参列者の皆様とともに心に刻むことができましたが、戦争を体験された方々が年々少なくなっていく中、戦争の歴史を後世に伝えていく必要性を痛感しています。

 次に、7月21日に開催された「第67回福井県消防操法大会」について申し上げます。
 本市消防団を代表して下庄地区を管轄する第2分団がポンプ車操法の部に、五箇地区を管轄する第7分団が小型ポンプ操法の部に出場致しました。
 両分団とも日ごろの訓練の成果を遺憾なく発揮され、見事に第2分団は優勝、第8分団は3位入賞という成績を収められました。
 ポンプ車操法の部での優勝は、本市消防団としては、一昨年の富田地区の第6分団、昨年の阪谷地区の第7分団に続いての3連覇であり、本市消防団の歴史に残るものとなりました。
 なお、ポンプ車操法の部で優勝しました第2分団につきましては、10月19日に富山県で開催されます全国消防操法大会に福井県代表として出場することとなりました。このため、必要な経費を本定例会の補正予算案に計上しているところであり、全国大会では結の故郷越前おおのを全国に発信し、上位入賞されることを期待しています。

 次に、「福井しあわせ元気国体・しあわせ元気大会」について申し上げます。
 本国体が来年の御退位を前に最後の御出席となります天皇・皇后両陛下におかれましては、国民体育大会の開幕に合わせ28日から30日までの3日間、本県に御滞在され、国体総合開会式に御臨席されるほか、越前市内でフェンシング競技を御観戦になられるとのことであります。県民の1人として心からお喜び申し上げ、お迎え致したいと考えております。
 本市においては、8月13日に大花火大会会場で炬火(きょか)イベントを開催し「大野市の火」を採火(さいか)致しました。
 これを受け、9月1日には、県内全市町の火が集められ、元気国体の総合開会式に炬火として点火され、選手の活躍を見守っていくものとなります。
 また、8月25日には、デモンストレーションスポーツの「サイクリング」が、大野青年会議所や大野商工会議所青年部などで構成する実行委員会主催の「ゆいチャリde越前おおの2018」と同日開催され、県民の皆様に御参加いただいたところです。
 当日は、サイクリングに合わせ、越美北線において、初めて自転車をそのまま列車に積み込めるサイクルトレインをJR西日本に運行していただき、11名の方が利用したとお聞きしています。
 本市においては、各都道府県を代表して元気国体・元気大会に参加される選手の皆様に日頃の練習の成果を十分発揮していただけるよう、引き続き、会場を万全に整えるとともに、ボランティアや競技役員など市民の皆様を含め、運営スタッフの最終的な確認や調整を行ってまいります。
 また、元気国体・元気大会を本市の魅力を全国に発信するチャンスと捉え、歓迎ムードを高め、選手・関係者、そして応援の方々をはじめとした来訪者の皆様をあたたかくお迎えし、来訪者の皆様に市内の飲食店や土産物店の情報を提供するクーポン付きチラシを配布するとともに、結ステーションや市内の宿泊施設などにも同チラシを配置し、市内での消費を誘導します。
 このほかにも、各会場において、観光案内所や土産品の販売ブースを設けることとしています。
 これらに先立ち、8月30日には、大会に出場する本市出身選手の活躍を祈念し、山崎議長に御臨席をいただき、体育協会、教育委員会、市の合同で壮行会を実施致しました。本市出身選手の活躍を期待致しますとともに、福井県が目標とします天皇杯獲得に大いに貢献していただくことを願っています。

 次に、「生徒の全国大会などでの活躍」について申し上げます。
 8月4日に金沢地方裁判所で行われた日本弁護士連合会主催の高校生模擬裁判選手権中部・北陸大会において、本県の代表として出場した大野高校が見事に優勝されました。
 また、本市出身の中学生 大藤沙月(おおどうさつき)さんが、先月開催された全国中学校体育大会の卓球競技の団体戦に続いて、女子個人の部でも優勝し、2冠を果たされました。
 大藤さんの今回の快挙を心よりお祝いするとともに、今後の御活躍を期待しているところであり、市民の皆様と一緒になって応援していきたいと思います。

 次に、「国道476号西部アクセス道路の開通」について申し上げます。
 福井県が整備を進めてきた国道158号犬山交差点から亀山西までの約700mの区間が、昨日開通致しました。
 これまで、整備促進にご尽力を賜りました関係各位に対し、厚く御礼申し上げます。
 本道路は、平成5年から平成6年にかけて県が用地を取得して以来、長い年月を経てようやく完成致しました。
 福井方面からの来訪者を中心市街地へ円滑に誘導する道路であることから、今後、中心市街地の活性化に寄与するとともに、観光入込客数の増加、市民の利便性の向上に繋がるものと期待しています。

 次に、「第五次大野市総合計画後期基本計画」について申し上げます。
 本年度は、計画期間の中間年に当たります。
 計画に掲げました94の成果指標のうち、昨年度までに27指標で目標を達成していますが、十分とは言えない状況です。
 残る計画期間において、現計画に掲げています構想実現のための柱と、私が本市が取り組むべき最重要課題として公約に掲げました「みんなが大野を好きになる、未来へつなぐまちづくり5つの方法」との調整を図りながら、施策を着実に推進することにより、後期基本計画の進捗を図ってまいります。
 今後は、速やかに第六次総合計画の策定に着手したいと考えています。

 それでは、市政の重要課題の進捗状況や経過について、第五次大野市総合計画の構想実現のための柱「人が元気」「産業が元気」「自然が元気」「行財政改革」に沿って申し上げます。
 はじめに、「人が元気」について申し上げます。
 まず、「小学校の外国語教育」について申し上げます。
 国では、2020年度より小学校の新学習指導要領が全面実施され、小学3、4年生は週1時間の外国語活動、5、6年生は週2時間の教科としての外国語科が必修化されることとなっています。
 これを受け福井県では、国より2年前倒しして、本年度から小学3、4年生は週1時間、5年生は週2時間の外国語活動、6年生は週2時間の外国語科の授業を実施しています。
 それに加えて、教育委員会では、更なる外国語教育の充実を図るため、8月より新たにALTを1人増員して3人とし、人員体制を強化致しました。
 ネイティブ・スピーカーのALTが小学5、6年生の全ての外国語活動と外国語科の授業の補助をすることで、児童の話す、聞く、読む、書くの4技能と外国語に対する学習意欲を向上させたいと伺っています。

 次に、「小中学校の再編」について申し上げます。
 8月10日に「総合教育会議」を開催して、教育委員会に対し、「子どもたちのより良い教育環境の充実のために、小中学校の再編は必要であり、校数や再編時期、方法などについて、再編計画を見直す」ことなど、私の考えをお伝えさせていただきました。
 教育委員会では、見直しを行うための基礎資料などを収集したいとのことから、学校再編などに先行的に取り組んでいる市町への視察経費を本定例会の補正予算案に計上しているところです。

 次に、「大野市総合防災訓練」について申し上げます。
 大地震やこれまでに経験したことのない自然災害に備え、災害発生時に迅速かつ的確に応急対策が実施できるよう、9月1日、議員各位にも御出席をいただき、下庄地区区民の避難参集訓練と併せ、平成30年度大野市総合防災訓練を実施致しました。
 訓練は、「奥越地域を震源とする震度6弱の地震に加え、台風接近に伴う大雨により洪水の危険が高まっている。」との想定で、国、県の防災関係機関のほか、消防本部や消防団、災害協定団体、自主防災組織と近隣住民など712名の方々に御参加いただき、情報伝達や住民避難、緊急物資搬送、緊急交通路確保訓練などを実施致しました。
 また、今回初となるドローンを使用した被災状況確認訓練やガス漏洩応急処置訓練など各種実践的な訓練も実施致しました。
 本訓練に御参加いただきました関係各位に対し、この場をお借りしまして厚く御礼を申し上げる次第です。

 次に、「白寿者・米寿者の訪問事業」について申し上げます。
 8月26日に、99歳の白寿を迎えられた方31名のうち12名と、88歳の米寿を迎えられた方280名のうち236名のご自宅などを訪問して、お1人お1人に長寿のお祝いを申し上げさせていただきました。
 これまでの永きにわたり郷土の発展に尽くされ、連綿と繋がる結の心を守り育てて下さった方々に心から敬意を表しますとともに、白寿、米寿の節目にお祝いできましたことを、大変光栄に感じたところです。
 今後とも、高齢者の方々がいつまでも健康で生き生きと暮らすことのできる「生涯現役社会」を目指し、各種施策に取り組んでまいりたいと考えています。

 次に、「産業が元気」について申し上げます。
 まず、「中部縦貫自動車道の要望活動」について申し上げます。
 中部縦貫自動車道大野油坂道路の早期整備には、予算確保が最重要課題であることから、7月31日の近畿国道協議会総会・総決起大会における要望活動をはじめ、8月の市内経済団体で組織します大野油坂道路整備促進連絡協議会及び郡上市との合同要望、さらには中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会の国土交通省と財務省、県選出国会議員の方々などに対する新年度の予算確保に向けた要望活動を行いました。
 これら要望活動に山崎議長をはじめ議員各位に御協力を賜りましたことに対しまして、お礼申し上げます。

 次に、「重点道の駅「(仮称)結の故郷」」について申し上げます。
 平成28年に全体計画を定め、これまで、建物の平面計画について指定管理予定者などと調整してまいりました。今般の工事資材及び人件費の高騰などに伴う建設事業費増大に対処するため、雪室施設の整備を取り止めるとともに、機能や配置を見直し、施設規模を縮小することと致しました。
 これを受けて、今後、実施設計を進め、工事に着手してまいります。オープンは、2020年度中を予定していましたが、2021年度の早い時期にすることとなります。

 次に、「産業団地」について申し上げます。
 七板地係の約17.2ヘクタールの区域において、大野市土地開発公社が事業を進めています産業団地の整備につきましては、平成29年度までに農地転用や開発行為など関係法令に基づく所定の手続きや、事業用地の所有権移転登記の手続きを終え、平成30年度から造成工事に着手しています。
 造成に必要となる中部縦貫自動車道整備工事からの発生土の受入れとあわせ、順次、工事の発注を進めています。
 盛土材の受入れについては、中部縦貫自動車道整備の本体工事への搬入が始まったことから、産業団地への搬入が当初の予定より遅れています。このため、2019年度末に全域の整備を完成させることが難しくなったことから、来年度は、予定地南側部分を先行して完成させ、2020年4月に約6haの分譲が開始できるよう、事業を進めてまいります。

 次に、「公共交通」について申し上げます。
 越美北線につきましては、「越美北線と乗合バスに乗る運動を進める会」を中心に利用促進を図っているところです。列車2両に、国鉄色を連想させる車両本来の朱色をそのまま生かして、側面には金色のラインと「天空の城越前大野城」、「恐竜・化石」を同じ金色で施し、車内には「大野へかえろう」などの写真を掲示し、新しいラッピング列車となりました。
 7月21日、産経建設常任委員長に御臨席をいただき、沿線関係者や親子連れの方々の御出席の下、越前大野駅で運行記念式典を行いました。
 なお、今回のラッピングの実施にあたり、本市で初めての試みとなる「ガバメントクラウドファンディング」を行いました。現在、市内外から47件、61万1千円の御寄付をいただいており、全額、ラッピング費用に充てることとしています。

 次に、「米の生産調整」について申し上げます。
 米の生産数量は、本年産米から国による生産数量の配分が廃止されましたが、本市では、米の生産過剰による米価(べいか)下落防止のため、大野市農業再生協議会とともに生産調整に取り組んでいます。本年産米については、本協議会で定めた生産目標を達成する見込みとなっています。
 平成31年度においても、需要に応じた米の生産による米価の安定を図るため、生産調整が必要と考えています。
 本市と致しましても、本協議会とともに、引き続き米の生産調整に取り組むこととし、里芋やソバなどの特産作物をはじめ、米以外の農作物の生産を促進し、農業所得の確保を図ってまいりたいと考えています。

 次に、「いちほまれ」について申し上げます。
 本年度から本格的に生産、販売される「いちほまれ」は、本市でも39の農業者が、昨年度の約3.8倍となる約60ヘクタールの水田に作付されたとお聞きしています。良質米が生産される本市としては、今後も県やJAなどと協力し、「いちほまれ」の生産振興に努めてまいります。

 次に、「有害鳥獣対策」について申し上げます。
 本年度に入ってから8月末までのツキノワグマ出没件数は、24件と昨年同時期の出没件数を10件程度上回るペースとなっています。
 本年はクマの大量出没が予想されているため、クマへの注意喚起の記事を広報おおの7月号に掲載するとともに、夏休み前に、児童生徒へチラシを配布して注意喚起を行ったところです。
 クマの大量出没に備え、引き続き、関係機関・団体との情報共有に努め、万全の対応に当たりたいと考えています。

 次に、「おおの城まつり」について申し上げます。
 51回目を迎えた本市の夏の一大イベントは、昨年と同じく8月12日から16日までの5日間にわたり、開催されました。
 初日の12日には、五番商店街において「おおのおどり」が開催され、近隣の住民の方々をはじめ多くの方々に御来場いただきました。以前は、駅前や各商店街など市内の至る所で踊られていた「おおのおどり」の復活に向け、さらに機運が高まったところです。
 13日の「大花火大会」では、会場となった真名川グラウンドの夜空に打ちあがった約5,000発の大輪の花に大きな歓声が沸き上がり、約38,000人の市民の皆様や観光客などが、大花火を楽しんでいました。
 14日の午前には、市内の小学生が伝統芸能を発表する「結の故郷小学生ふるさと芸能発表会」と、今回で9回目となる「結の故郷中学生みこし・ダンスパフォーマンス」が、結ステーションや六間通りで開催され、地域に伝わる伝統芸能を地元の小学生が一所懸命に踊り、600名を超える中学生の力強いみこしの練り歩きや息の合ったダンスで、会場が大いに盛り上がりました。
 15日・16日の両日は、おおの城まつりのメーン行事であります「おおのおどり」が六間通りで繰り広げられました。15日に開催した「おおのおどり」では、若手演奏者が加わった生演奏が行われ、会場に響き渡る歌声と演奏により一層の盛り上がりとなりました。
 最終日の16日は天候が崩れ、「おおのおどり」への来場者が少なかったことから、城まつり期間全体の入込客数は、第50回の記念となった昨年よりは約1万8千人少ないものの、約10万7千人となりました。御来場いただいた方々には「結の故郷越前おおの」の夏を十分に楽しんでいただけたものと考えています。

 次に、「大手旅行代理店と提携した観光誘客」について申し上げます。
 10月27日と28日の両日、七間通りで開催される三大朝市物産まつりに合わせ、本市が誇る秋の味覚と七間朝市、城下町散策を楽しむ旅行について、関西、中京、北陸方面から2日間で1,000人から2,000人規模の観光客を見込めるバスツアーを旅行会社と協力して企画しています。
 このツアーに合わせ、城下町南広場において大野の農産物の特設販売や旬の里芋の試食イベントを開催し、大野の農産物を売り込みたいと考えています。
 このため、必要な経費を本定例会の補正予算案に計上しているところです。

 次に、「自然が元気」について申し上げます。
 まず、「間伐材の活用」について申し上げます。
 間伐材を主な燃料とする木質バイオマス発電所「福井グリーンパワー大野発電所」は、大きなトラブルもなく順調に稼働しているとお聞きしています。
 同発電所の安定した稼働には、間伐材などの木材確保が不可欠であり、間伐材の利用促進・安定供給を図るとともに、効率的な燃料供給体制を構築する必要があります。
 このため、森林組合による間伐材をチップ加工する移動式破砕機の導入に対する費用を、本定例会の補正予算案に計上しているところです。

 次に、「星空を生かしたブランディング」について申し上げます。
 六呂師高原は平成17年に環境省の調査により、日本一美しい星空が見られる場所として評価を受けています。今後、本市の星空の美しさを全国に広めるために、本市と包括提携協定を締結している福井工業大学と連携したイベントをオリオン座流星群が到来する10月に、暗く美しい夜空を保護する国際ダークスカイ協会と連携したシンポジウムを来年3月にそれぞれ開催する予定となっています。
 イベントでは、ハンモックに寝そべっての流星群の鑑賞や星空カフェの開催を予定しています。シンポジウムでは日本のみならず、世界に誇れる六呂師高原の日本一美しい星空を本市の誇りとして市民に再認識してもらい、それを守り観光素材として活かしていく方策を市民の皆様と一緒に考えたいと思います。
 これらの事業を実施することで、六呂師高原を日本一美しい星空を見られる越前おおのブランドとして、磨き上げたいと考えており、必要な経費を本定例会の補正予算案に計上しているところです。

 次に、「行財政改革」について申し上げます。
 まず、「水への恩返し」について申し上げます。
 8月1日の水の日に、昨年に引き続き、日本経済新聞に意見広告を掲載しました。本年は「水のがっこう」をテーマに、世界の水問題と、水を分かち合うことの大切さを訴えました。これがきっかけとなり、水をたべるレストランの一環として8月13日に開催した「世界一おいしい水まつり」に来訪された方や、昨年作成した「水の本」の増刷のために、寄付を申し出られた企業もありました。

 次に、「みずコトアカデミー」について申し上げます。
 都市に生活しながら本市との関わりを持つ関係人口を増やす取組であるみずコトアカデミーは、7月20日と26日に事業説明会を、8月19日に第1回の講座を東京で行いました。本年度は15名の申込みがあり、東京での講座に加え、11月には本市での現地実習を予定しています。
 この事業は、8月15日と16日に「関係人口」を増やす取組として新聞に紹介されるとともに、昨年度の受講者の大学院生が、大学院での研究テーマである「地域の文化に触れた生活」の研究フィールドとして本市を選び、今月から1年以上の期間を本市で過ごすようになったことにも繋がりました。

 次に、「公共施設再編の取組」について申し上げます。
 公共施設の再編は、平成29年3月に策定した大野市公共施設等総合管理計画に基づき、廃止や用途変更、譲渡などと位置づけられた各施設について、それぞれ定めた工程に沿って取組を進めているところです。
 まず、大野市和泉総合福祉センター「わくわく館」については、公募方式により譲渡先を募集した結果、大野市社会福祉協議会からのみ応募があり、選定委員会で審査後、8月29日に譲渡に関する仮契約を締結致しました。これにより、本定例会に、建物の売払い収入を補正予算案に計上するとともに、施設設置条例の廃止議案を上程しているところです。
 また、和泉地区における統合施設として整備する(仮称)和泉地域ふれあい交流センターについては、現在、和泉地区区長会を窓口として、地区住民の皆様の御意見もお聞きしながら、実施設計を進めることとしています。
 なお、センター建設予定地の和泉地域福祉センターにつきましては、元気国体終了後に解体工事に着手できるよう準備を進めているところです。

 次に、「和泉小中学校改修工事」について申し上げます。
 和泉保育園及び和泉児童センターの移転に伴う改修工事は、関連する小学校部分の工事が完成し、小学1、2年生は新たに改修された教室で2学期を迎えました。
 今後は、児童館部分の工事が9月下旬に、保育所部分の工事が10月初旬に完了し、順次移転する予定となっています。

 それでは、ただ今上程されました各議案の概要について御説明申し上げます。
 予算議案につきましては、一般会計と5つの特別会計について補正予算案を提出し、御審議をお願いするものです。
 まず、一般会計の主な内容と致しましては、社会福祉施設の増改築整備に対する補助や、子どもの目の異常を早期に発見するための専用機器の導入費、今年の豪雪と7月豪雨により被災した道路などの災害復旧に係る経費など合計で2億388万1千円を追加し、予算累計額を183億9,889万6千円とするものであります。
 国民健康保険事業特別会計と介護保険事業特別会計では、平成29年度の療養給付費国庫負担金や支払基金交付金の超過交付分の返還金などを、簡易水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計では、各管理運営経費の剰余金積立などを、和泉診療所事業特別会計では、在宅医療に係る機器の賃借料などの経費を計上致しております。

 次に、条例議案と致しましては、「大野市教育振興基金設置条例の一部を改正する条例案」のほか4議案、その他議案と致しましては、「市道路線の認定について」「平成29年度大野市歳入歳出決算認定について」と「平成29年度大野市水道事業会計の決算認定について」の3議案を提出致しており、合計14議案について御審議をお願いするものであります。

 各議案の内容につきましては、それぞれ担当部局長から御説明致させますので、慎重に御審議のうえ、妥当なる御決議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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