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2021年11月29日

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令和3年12月定例会 提案理由説明

 令和3年12月第426回大野市議会定例会の開会に当たり、最近の諸情勢や市政の重要課題の取組状況について申し述べますとともに、提案いたしました各議案の概要について御説明申し上げます。

 東京ヤクルトスワローズが、セントラル・リーグを制覇し、プロ野球日本選手権シリーズにおいて、一昨日、優勝を飾りました。
 本市出身の中村悠平選手は、連日の活躍により最高殊勲選手(MVP)に選ばれました。
 市民とともにお祝いを申し上げます。

 日本菊花会が毎年開催し、全国の菊作り名人が技を競う第38回日本菊花全国大会で、山口静さんが最高賞の内閣総理大臣賞を受賞されました。
 皆さんの今後の益々の御活躍を期待いたしております。

 国政では、今月10日に第2期岸田内閣が発足し、国のコロナ克服、新時代開拓のための経済対策が、今月19日に閣議決定されました。
 国の補正予算の動向を注視し、迅速かつ的確に対応します。

 来年度は、第六次大野市総合計画の将来像「人がつながり地域がつながる 住み続けたい結のまち」の実現に向け、前期基本計画の2年目となります。
 令和4年度当初予算編成に当たっては、前期基本計画の実行を意識し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止とポストコロナに向けた社会経済活動の活性化の両立を図りながら、中部縦貫自動車道の整備や北陸新幹線金沢敦賀間の開業を見据え、戦略的に「大野市高速交通アクションプログラム」や「健康のまちづくり」、「大野ですくすく子育て応援パッケージ」の重点プロジェクト、「移住定住」や「地域づくり」、「デジタル化」、「脱炭素」、「大野でいきいきシニア安心パッケージ」の各施策パッケージを積極的に推進することを指示しました。

 本市の重要課題の進捗状況について、第六次大野市総合計画の構想実現のための六つの分野・基本目標に沿って御説明申し上げます。

 最初に「こども分野 未来を拓く大野っ子が健やかに育つまち」について申し上げます。
 「小中学校再編計画」について、教育委員会は、大野市小中学校再編計画の改訂に向けて、今月1日から15日までパブリック・コメントを実施し、7名の方から13件の意見がありました。
 教育委員会は、今後、大野市小中学校再編計画検討委員会にも報告した上で、本年中に計画を改訂します。

 次に、「子どもたちの活躍」について申し上げます。
 令和3年度全日本少年少女空手道選手権大会福井県選考会において、大野市空手道スポーツ少年団の佐々木心愛さんが優勝されました。
 第16回福井県中学校秋季新人競技大会において、陽明中学校が女子卓球競技団体の部で、陽明中学校の玉村拡也さんが柔道男子60キログラム超級の部で、それぞれ優勝されました。
 自転車ロード種目「ツアーオブ九州全日本2021ジュニアステージ」において、本市出身で科学技術高校の篠島瑠樹さんが、第3、第4ステージで連覇されました。
 オンライン開催の「第15回全国高校生食育王選手権大会」において、奥越明成高校が高校生食育王に輝きました。
 第51回福井県幼児画コンクールにおいて、団体の部で、あかね保育園が最優秀賞を受賞しております。
 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、スポーツや文化活動に多くの制限があった中でも、前向きに取り組んだ成果であり、子どもたちの頑張りに大きな拍手を送りたいと思います。

 次に、「大野市成人式」について、申し上げます。
 令和4年成人式は、来年1月9日に、大野市文化会館にて開催します。
 新型コロナウイルス感染症対策を行い、午前と午後の2部に分けて実施します。
 現在、10人の新成人で構成する実行委員会を立ち上げ、当日の企画や運営方法などについて協議を行っています。

 次に、「健幸福祉分野 健幸で自分らしく暮らせるまち」について申し上げます。

 国内の新型コロナウイルスの新規感染者は、低く推移しており、本市では9月12日を最後に新規感染者は確認されていません。
 市民には、「おはなしはマスク」や、「会食は認証店でマスク会食」などを継続していただき、「体調不良時は迷わず医療機関へ」など「県民行動指針」に沿った感染対策をとったうえで、日常生活を取り戻していただくようお願いします。
 「新型コロナワクチン接種」について、今月26日までに、個別接種と集団接種により、2回目の接種を終えた方は26,306人で、接種率は87.6パーセントとなっています。
 接種を希望される方につきましては、先月末までに概ね完了したものと考えています。
 今後は、3回目の接種を開始します。
 2回目の接種後8か月を経過した方から接種券を順次発送していきます。
 まずは、医療従事者などの方々が12月1日から接種開始となり、引き続き、1月以降の対象者へ接種を順次進めていきます。
 ワクチン接種に係る経費及び接種会場となる和泉診療所の空調工事に必要な経費を計上した補正予算案を、本定例会に提出しています。

 次に、「新型コロナ対策としての市内消費喚起と事業者支援」について申し上げます。
 「越前おおのプレミアムお買物券事業」について、第2期販売として、20,000セットを追加し、約33,500セットを今月15日から販売しています。
 取扱店舗約400店での利用を継続しています。
 また、「おおのまるごと満喫キャンペーン」を今月1日から開始し、市内に宿泊された方や市内の児童・生徒を対象に、市内文化施設への入館パスポートのほか、公共施設や民間事業者が提供する観光体験の割引クーポンなどをセットにして配布しています。
 中小企業グループが行う「消費拡大事業に対する支援」について、コロナ禍に創意工夫を凝らしたイベントやキャンペーンなど7件の事業が実施されました。
 今後見込まれる新たな企業グループの事業実施や、新型コロナウイルス感染症の影響を受け売り上げが大きく減少した市内中小企業者などの事業継続を支援するために、必要な経費などを計上した補正予算案を、本定例会に提出しています。

 次に、「市民の健康づくり」について申し上げます。
 ウォーキングやラジオ体操など、運動に重点を置いた計画とするため「大野市スポーツ推進計画」と「健幸おおの21」の策定を同時に進めています。
 両計画の中に、スポーツと健康づくり活動の連携を盛り込んでおり、ヘルスウォーキングプログラムの実施やラジオ体操の普及、フレイル予防に向けた取り組みを行うこととしています。
 計画の策定に先行し、エキサイト広場を発着点に本願清水・御清水など4か所の名水ポイントをスタンプラリー形式で回る「グレイスジェッツと大野名水ウォーク」を先月9日に開催し、延べ263人の市民が参加しました。

 次に、「地域経済分野 歴史・風土と新たな強みを生かした活力あるまち」について申し上げます。
 策定作業を進めている「越前おおの産業ブランド力向上計画」について、稼ぐ力の向上を視点に市民や事業者の機運を高めるため、基調講演や市内で積極的に事業展開されている事業者によるパネルディスカッションなどを盛り込んだシンポジウムを来月15日に開催します。

 次に、「中部縦貫自動車道の整備」について申し上げます。
 大野油坂道路の1日も早い全線開通に向けた要望活動につきましては、国の令和4年度当初予算の編成時期に合わせ、先月26日に、中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会として、今月12日には、中部縦貫自動車道建設促進福井県協議会として、国土交通省、財務省などに要望書をお渡ししました。
 また、17日には、郡上市と連名で、国土交通省などへ要望書を送付しました。
 工事の進捗状況について、「大野・大野東区間」では、国道157号大野バイパスに架かる堂本橋の上部工事が進められているほか、真名川橋の下部工事が来月完成予定で、今後は、上部工事が進められます。
 また、上麻生嶋橋の上部工事やJR越美北線を跨ぐ、田野跨線橋の橋台工事などが進められています。
 「大野東・和泉区間」では、残る2本のトンネルのうち、荒島第2トンネルは、先月末現在、約73%に当たる3,633メートル、和泉トンネルは約67%に当たる1,598メートルまで掘り進んでいます。
 「和泉・油坂区間」では、此の木谷橋の下部工事や新長野トンネル、大谷トンネルなどの掘削工事が鋭意進められているほか、本年度内に、東市布トンネルの掘削工事に着手する予定と伺っています。
 引き続き、大野油坂道路の1日も早い全線開通に向け、国、県に対し全面的に協力します。

 次に、「六呂師高原の活性化」について申し上げます。
 福井県がモンベルと連携し作成を進めている「六呂師高原および奥越エリアのアウトドア観光推進構想」の概要中間案が示されました。
 六呂師高原を自然資源の価値を発信する基地として位置づけ、登山やサイクリング、キャンプなどのアウトドア体験を集積し、一大拠点とすることを目指すとしています。
 再整備に当たっては、SDGsや持続可能性に配慮し、過度に建築物や構造物の新設を行わず、運営管理コストや環境負荷などのライフサイクルコストを考慮することを方針としています。
 本市としては、中部縦貫自動車道の整備が進む中、開通を見据え、六呂師エリアの魅力を向上させ、周遊滞在により訪れていただけるよう県と協力していきます。

 次に、「越美北線の観光利用促進」について申し上げます。
 北陸新幹線金沢敦賀間の開業を見据え、福井県やJR西日本金沢支社、福井市とともに越美北線の利用促進を図る取り組みが始まり、朝倉氏遺跡見学や本市のまちなか散策が盛り込まれた「戦国列車モニターツアー」が先月24日開催されました。
 本市としても、本市への観光誘客に結び付くようサイクルトレインや、イベント列車などを提案し、二次交通の充実に取り組んでいきます。

 次に、「越前おおの型農業の推進」について申し上げます。
 北陸農政局によると、令和4年産における主食用米等生産量の見通しは675万トンと、令和3年産が平年作とした場合より21万トンの減となりました。
 来年度の本市の転作率は、増加することが想定されており、加工用米などへの転換や園芸作物の推進など、農家の所得を回復するための取り組みが必要となっています。
 農業、農山村が抱える課題を踏まえ、現在改訂作業を行っている「越前おおの型 食・農業・農村ビジョン」では、儲かる農業を目指し、消費者ニーズに則した少量多品目の園芸作物生産者の育成や地産地消の推進、付加価値向上による販路拡大などを進めることとしています。
 本年度は、大野産米のブランド力を高め、市場での競争力強化を図るため、市独自の「おいしいお米コンテスト」を実施しました。
 特別栽培米限定で19点の応募があり、金賞のお米を越前おおの農林樂舎で販売していきます。
 また、地域の実情に合った農業を進めるための「人・農地プラン」については、市が実施したアンケート調査に基づき、農業委員、農地利用最適化推進委員の協力のもと、地域での話し合いを来月までに、16地域で行う予定です。

 次に、「くらし環境分野 豊かな自然の中で快適に暮らせるまち」について申し上げます。
 「渇水対策」について、9月以降、記録的に降雨が少ない天候が続き、地下水涵養量が減少したことで、地下水位が急速に低下しました。
 今月4日に「地下水注意報」を、9日には「地下水警報」を発令しています。
 市は、「渇水対策連絡室」を立ち上げ、情報収集に当たるとともに城下町南広場に臨時給水所を設置し、市民や事業者の皆さんへは、節水への協力を呼び掛けています。
 また、農業用水の改修工事にご配慮いただき、かんがい用水路への通水が再開され、25日から冬期水田湛水を開始しました。
 本年度は、面積を約10ヘクタール拡大し、約40ヘクタールの規模で実施しています。
 今月22日からの降雨もありまして、現状、基準観測井の地下水位は注意報発令水位よりも回復しておりますが、これまでに、市街地南部や東部の地域において、井戸水が出ない家庭が6世帯あったことを把握しています。今後の状況に応じて給水所の増設などに必要な経費を計上した補正予算案を、本定例会に提出しています。

 「都市マスタープランの改訂」について申し上げます。
 9月から先月にかけて、市内各公民館で、公共交通の在り方と空き家の対策も含めた意見交換会を開催しました。
 住みなれた地域に住み続けられる地域づくりの方向性など、いただいた御意見を参考に、大野市都市マスタープラン改訂委員会や大野市都市計画審議会で審議を重ね、来年度の改訂に向けて作業を進めます。

 次に、「脱炭素の取り組み」について申し上げます。
 市民にCO2削減につながる商品の購入などを勧める「結のEco協賛店」は、今月25日現在、47社を登録しました。協賛店は入口に協賛店を示すステッカーを貼り、市はホームページで店舗を紹介することで、省エネ家電への買換えやエコ住宅へのリフォームなどを促進しています。
 今月13日と14日には、人力発電で動く遊具やエコドライブシミュレーター体験など、遊びを通じて電気の大切さや環境配慮が体験できるEco遊園地を、ショッピングモールVioで開催しました。
 脱炭素ビジョンの作成に当たりましては、キックオフとしての基調講演と、来年2月から3月にかけて各地区を回るワークショップを予定しており、必要な経費を計上した補正予算案を、本定例会に提出しています。

 次に、「地域づくり分野 みんなでつながり地域が生き生きと輝くまち」について申し上げます。
 「公民館を核とした地域づくりの取り組み」について、大野地区では、先進地のNPO法人とリモート事例研修会をしたり、意見交換会を重ねたりして、来月には検討組織が正式に発足すると伺っています。
 阪谷地区では、人口や世帯数などのデータ収集を行い、地区内全戸に「さかだに瓦版」を発行し、“地区の今”を知ってもらう取り組みが進められています。
 また、市内9公民館が連携し、名所めぐりや郷土料理教室などを盛り込んだ「9公民館のリレー講座」を本年5月から来年1月にかけて行うなど、市内各地区の魅力を再認識、再発見する活動を行っています。
 人や地域がつながる「賑わいのある公民館」を目指し、引き続き各世代が集う地域コミュニティの拠点となるよう努めていきます。

 次に、「移住を希望する方への住まいの確保」について申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、都市部の若者の地方移住への関心が高まっています。
 7月から公民館と連携し行った「空家等実態把握調査」の結果に基づき、所有者などへのアンケート調査を行い、空き家情報バンクへの登録を呼びかけています。
 賃貸や売買できる中古住宅の掘り起こしを行い、移住希望者の住まいを確保していきます。

 次に、「国民健康保険税率の改定」について申し上げます。
 大野市国民健康保険運営協議会において、来年度以降の保険税率の改定について審議しています。
 来年度の保険税率について、将来的な保険料水準の福井県内統一を見据え、資産割を廃止し、所得割・均等割・平等割の3方式にするとともに、税率を引き上げる改定案と、今後2年ごとに保険税率の見直しを行い赤字解消まで段階的に引き上げる方向性が、示されました。
 今後、適正な保険税率に改定し、健全な国民健康保険事業特別会計の運営に努めます。

 次に、「雪への備え」について申し上げます。
 今月10日に大野市克雪市民会議を開催し、今冬の降雪に備えるため除排雪体制や雪害時の対応などを再確認し、「令和3年度大野市雪害対策計画書」を策定しました。
 また、今冬から雪下ろし支援制度を見直し、低所得高齢者が除雪業者などに除雪を依頼し、代金を支払う際に使えるチケットの配付と、自治会などが引き受けた場合に助成金を交付するよう改定しました。
 道路除雪に必要な経費を計上した補正予算案を、本定例会に提出しています。

 次に、「行政経営分野 結のまちを持続的に支える自治体運営」について申し上げます。
 「秋の叙勲」と「全国的な表彰」について、政府は、令和3年秋の叙勲を発表し、米野邦彦さんが瑞宝双光章を、水元博さんが瑞宝単光章を受章されました。
 高齢者叙勲では、桑森親一さんが瑞宝単光章を受章されました。
 更生保護活動では、原治夫さんが法務大臣表彰を、山口明美さんが全国保護司連盟理事長表彰を受賞されました。
 生涯スポーツ功労者として斉藤厚さんが、生涯スポーツ優良団体としてFCおおのスポーツ少年団が、文部科学大臣表彰を受賞されました。
 年金委員として朝日正幸さんが、生活衛生功労者として池上房代さんが、厚生労働大臣表彰を受賞されました。
 農林水産統計永年協力者として中井迪子さんが、特別協力者として松田敬一さんが、農林水産大臣感謝状を授与されました。
 大野市シルバー人材センターが、内閣府特命担当大臣「女性のチャレンジ支援賞」を、福井県内で初めて受賞しました。
 福井県中小企業団体中央会の発展と中小企業振興に寄与したとして稲山幹夫さんが、中小企業庁長官表彰を受賞されました。
 「市政功労者表彰」につきましては、今月3日に表彰式を執り行い、地方自治の進展をはじめ、それぞれの分野において、永年にわたり献身的な活躍をされ、市勢の発展に多大な貢献をいただいた10名と4団体の方々を表彰させていただきました。
 受章(受賞)された皆様方の、今後ますますの御活躍を期待申し上げます。

 次に、「第六次大野市総合計画の推進」について申し上げます。
 SDGsの考えを市民協働に取り入れ、第六次総合計画を推進するため、今月23日にサスティナブルフォーラムを開催しました。
 SDGsとまちづくりを楽しく学ぶカードゲームや第六次総合計画の概要説明、SDGsに関する基調講演、パネルディスカッションに約100人の方が参加し、それぞれの主体の取り組みが、つながり合うことで、住みよいまちづくりが進められることを学びました。
 第六次総合計画と第2期大野市総合戦略の進捗状況を検証するため、今月4日に本年度2回目の推進会議を開催しました。
 本年度は両計画の初年度ということで、主要な施策の取り組み状況と、ごみの減量に関する専門部会の検討結果を報告しました。
 推進会議の御意見を次年度以降の事業に反映していきます。
 なお、私は、国の「地方創生有識者懇談会」と「デジタル田園都市国家構想実現会議」に構成員として参加し、地方の実情をお伝えさせていただきました。

 次に、「過疎対策」について申し上げます。
 新たな法律の下、過疎地域における持続可能な地域社会の形成と地域資源等を活用した地域活力の更なる向上の実現に向けて「大野市過疎地域持続的発展計画」の作成を進めてきました。
 今月10日までパブリック・コメントを実施し、福井県の方針との整合を図る県との協議を経て、同計画案を本定例会に提出しています。

 次に、「デジタル化の推進」について申し上げます。
 「マイナンバーカード普及促進」について、新たにマイナンバーカードを申請した方を対象に、1人3,000円分の「お買物券」を進呈するキャンペーンなどに取り組み、本市における普及率は、本年度の目標を上回り、先月末現在39.1%となりました。
 マイナンバーカードは、コンビニで住民票や印鑑登録証明書などが受け取れるほか、税申告などの行政手続きに使用でき、一部の医療機関で健康保険証利用が開始されるなど、利便性が高まっていますので今後の更なる普及促進に努めます。
 「市行政のデジタル化」について、保護者の利便性の向上と、行政の事務の効率化を図るため、来年度の保育所と認定こども園の入園申し込みを、原則オンラインで受け付けています。
 今月24日現在、スマートフォンやパソコンからの申し込みは906件あり、全体の約98パーセントとなっています。
 今後は、来年度の放課後児童クラブの申請を、オンラインに移行していく予定です。
 除雪業務の効率化を図るため、これまで業務報告に使用していたタコグラフに変えて、除雪車にGPSを搭載するデジタル運行管理システムを今冬から導入します。
 また、「市業務のペーパレス化」について、先行的に12部署の全業務の洗い出しを行い、省力化する対象業務を絞り込み、業務の再構築に取り組んでいます。
 現在、職員の手により省力化するためのアプリの作成を進めています。
 これらデジタル化を進めるために必要な経費を計上した補正予算案を、本定例会に提出しています。

 次に、「公共施設の再編」について申し上げます。
 公共施設の適正配置に特化した「大野市公共施設再編計画編」の改訂に向け、作業を進めています。
 公共施設の現状分析や評価の手順、公共施設の方向性の考え方について、今月10日に大野市行政改革戦略会議において説明し御意見をいただきました。
 今後、施設の性質や状況を考慮するとともに、近隣の施設の配置状況を確認し、機能統合や複合化なども検討して、施設の方向性を決定していきます。

 次に、「債権管理」について申し上げます。
 安定した自治体経営や自主財源の確保に向け、市税以外の歳入についても、債権別に応じた徴収対策の強化を図り、市民の公平性の確保と未収金の削減に取り組みます。
 統一した基準による適正な債権管理が行えるよう大野市債権管理条例(案)を本定例会に提出しています。

 それでは、ただ今上程されました各議案の概要について御説明申し上げます。
 予算議案につきましては、一般会計、特別会計、企業会計の6会計で補正予算案を提出し、御審議をお願いするものです。
 一般会計の主なものといたしましては、これまで述べさせていただきました経費など合計3億7,796万8千円を追加し、予算累計額を180億4,443万8千円とするものです。
 また、債務負担行為として、大野市児童デイサービスセンターなど公共施設の指定管理に係る3件の管理委託と、大野市営葬斎場運営など4件の業務委託を設定するものです。
 各特別会計、企業会計の主なものといたしましては、人事異動などに伴う職員給与費と、国民健康保険事業特別会計では、保険給付費等交付金償還金を、和泉診療所事業特別会計では、診療所の空調設備工事に係る経費を、介護保険事業特別会計では、通所介護事業費負担金などの経費を計上しています。

 次に、条例議案といたしましては、「大野市過疎対策のための固定資産税の課税免除に関する条例案」と「大野市債権管理条例案」など6議案、その他議案は、「大野市過疎地域持続的発展計画について」と「市道路線の認定」、「大野市児童デイサービスセンターの指定管理者の指定」など5議案を提出しており、合計17議案について御審議をお願いするものです。
 各議案の内容につきましては、それぞれ担当部局長が説明しますので、慎重に御審議の上、妥当なる御決議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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