令和5年5月臨時会 提案理由説明
本日、第434回大野市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には御参集賜りまして誠にありがとうございます。
はじめに、5月5日に石川県能登地方で震度6強の地震が発生し、お亡くなりになられた方に対し心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々の一日も早い復旧、復興を御祈念申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、5月8日に感染症法上の位置づけが2類から5類へと変更されました。これからは、個人の選択を尊重し、国民の自主的な取り組みをベースとした基本的な感染症対策へと変わりました。
また、4月29日午前0時をもって、日本へ入国する際の水際対策が廃止されました。これに伴い、海外から日本への旅行者が増加しています。
国内においても、4月末からの大型連休を利用して旅行する人が増加して人流が活発になっており、アフターコロナの社会が本格的になりつつあります。
本市におきましては、3月19日に中部縦貫自動車道の大野インターチェンジから勝原インターチェンジ間が開通し、大野市民長年の悲願であります大野油坂道路の最初の開通となりました。開通式におきまして、議員各位はじめ関係者の皆様と喜びを分かち合うとともに、これまで道路整備や整備促進などでご尽力された方々へ感謝の気持ちを申し上げました。
大野油坂道路は、本年秋には九頭竜インターチェンジまで開通し、令和8年春には岐阜県境までつながります。一日も早い道路開通を目指して、また開通した道路を起爆剤とした地域振興に、皆様と力を合わせて取り組んでまいる所存です。
また、来年春には北陸新幹線の金沢・敦賀間が開業する予定です。
第六次大野市総合計画で定める本市の2030年の将来像「人がつながり地域がつながる 住み続けたい結のまち」を実現するため、これら高速交通網の市内・県内延伸を最大のチャンスと捉え、「こども」「健幸福祉」「地域経済」「くらし環境」「地域づくり」「行政経営」の6つの分野の基本目標の各施策を積極的に展開していきます。
それでは、ただ今上程されました議案第39号 消防ポンプ自動車売買契約の締結につきまして御説明申し上げます。
本議案は、財産の取得に係る予定価格が2,000万円以上となるため、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。
議案の内容について、御説明申し上げます。
契約名は消防ポンプ自動車(CD-1型)売買契約、履行場所は大野市消防本部、契約金額は4,818万円で、この金額には消費税及び地方消費税が含まれております。
契約の概要といたしましては、消防ポンプ自動車並びに積載品及び艤装一式2台で、契約の相手方は、福井市西谷町第21号51番地、株式会社セーフティ・ユニオン、代表取締役社長 松本喜市であります。
以上でございます。
なにとぞ、慎重に御審議の上、妥当なる御決議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ただ今、上程されました議案第40号「副市長の選任について」御説明申し上げます。
令和3年4月1日から本市の副市長を務めていただいております南谷憲児氏につきましては、5月21日付けで副市長を退職し福井県に復帰することとなりました。
その後任として、新たに福井市城東1丁目18番32号 嶋田敏文氏を副市長に選任いたしたく、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものです。
第六次大野市総合計画の各施策を推進するに当たり、高速交通網の市内・県内延伸が目前に迫り、アフターコロナの社会が本格化する中で、トップマネジメント機能、また関係機関との調整機能が大変重要であります。
嶋田氏は長年にわたり福井県職員としてご活躍され、地方自治に精通するとともに、本市における勤務経験などの幅広い行政経験をお持ちであり、本市の副市長として適任であると思われますので、何とぞよろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。
経歴につきましては、お手元に配布してあるとおりでありますので、よろしくお願いいたします。