未来へつなぐまちづくり 大野市高速交通アクションプログラムを策定
大野市では、中部縦貫自動車道の県内全線開通と北陸新幹線の敦賀開業の前後までに、市が取り組むべき事柄について、市民の皆様と情報を共有するため、「大野市高速交通アクションプログラム~未来へつなぐまちづくり~」を作成しました。
中部縦貫自動車道の県内全線開通により、中京圏との結び付きがこれまで以上に強まり、より一層の交流促進が見込まれます。
また、北陸新幹線の延伸は、東京のみならず北関東方面との産業や観光、文化交流の促進、さらには敦賀・大阪間の早期開業による経済効果が期待されています。
大野市では、人の交流や物流の拡大が見込まれるこのチャンスを逃すことなく、市民の皆様とともに様々な取り組みを行うことで、人口減少が進む中にあっても持続可能な地域づくりを進めていく必要があります。
このプログラムについて、是非ご覧いただき、市民の皆様の、それぞれのお立場における取り組みが活性化されれば幸いです。
「大野市高速交通アクションプログラム~未来へつなぐまちづくり~」(PDF:6,733KB)
中部縦貫自動車道について
2022年度末までの県内全線供用開始を目指し、中部縦貫自動車道大野油坂道路の整備が進められています。
県内全線開通後も、県内区間は全線無料で通行することができます。
中部縦貫自動車道について
中部縦貫自動車道の整備効果
(1)北陸圏・中京圏・関西圏・関東圏を結ぶ広域ネットワークが構築されます。
- 特に中京圏へのアクセスが格段に向上し、通勤圏の拡大や交流人口の増加が期待され、これまで以上に結びつきが強まります。
名古屋~大野 2時間30分⇒2時間10分
(2)広域的な迂回ルートと冬期間の安定した交通の確保が図られます。
- トンネル区間が多いため、雪の影響を受けにくく、道路の形状も良いことから、冬期間の安定した交通の確保が図られます。
(3)観光客の増加や市場の拡大、企業誘致、雇用の確保に効果があります。
- 大野市周辺を訪れる県外からの観光客で最も多い中京圏からの観光客の更なる増加が見込まれます。
- 安定した物流ルートの確保により、農産物などの出荷量の増加や市場の拡大、企業立地の促進、働く場の確保が図られます。
(4)救急搬送の時間短縮により、大きな安心が得られます。
- 和泉地区から福井県立病院への搬送時間が約74分から約47分に短縮されると同時に、走行性が向上することで、搬送患者の負担が大きく軽減されます。
(5)交流拡大と災害時の相互応援の強化につながります。
- より多方面の市町との交流や経済交流の発展が期待されると同時に、大規模災害時における迅速かつ円滑な応援・受援対応が可能となります。
北陸新幹線について
2023年春の金沢―敦賀間の開業を目指し、北陸新幹線の整備が進められています。
また、敦賀・大阪間のルートは平成29年3月に、小浜京都ルートにより整備されることが決定し、詳細なルートや駅の調査なども行われています。
北陸新幹線の整備効果
(1)日本海側の国土軸が強化され、安全な国土づくりに寄与します。
- 日本海側の国土軸の強化と国土強靭化を実現し、災害時においては、東海道新幹線と相互に支え合う機能を発揮します。
(2)生活範囲が変わり、ビジネスの可能性も広がります。
- 東京や大阪をはじめ沿線地域との移動時間が短縮することで、新しい旅行先が選択できる一方、大野市を旅行先に選んでもらえるなど、観光やビジネス拡大の可能性が広がります。
- 離れて暮らす家族や友人との往来や、帰省時に便利になります。
(3)移住や二地域居住の効果が期待できます。
- 中部縦貫自動車道の県内全線開通や北陸新幹線の延伸により利便性が向上することで、これまで以上にIターンやUターンの増加が見込まれます。
- 平日は都市圏で仕事をし、週末には田舎暮らしをする「二地域居住」についても、増加が期待されます。
高速交通網の整備に合わせた大野市の主な取組について
重点道の駅「(仮称)結の故郷」の整備
2021年の早期の供用開始に向け、整備を進めている道の駅では、市内の農林産物や加工品などの販売、飲食の提供を行う施設と、本市の自然を生かしたアウトドアスポーツの振興などの拠点となる「モンベルショップ」など、本市への集客・観光回遊促進機能をもつ施設を目指します。
現在、本道の駅での商品を提供する「産直の会」の会員を募集しています。
重点道の駅「(仮称結の故郷)」について
産直の会のお申込み・お問い合わせについて
(仮称)大野市産業団地の整備
2020年度に産業団地の一部を、2021年度に全体を分譲開始予定で、積極的な企業誘致を進めており、市内の雇用の場の確保を図っています。
大野市高速交通アクションプログラム(PDF:6,733KB)
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