阪谷地区
阪谷地区の紹介
地区の概要
阪谷地区は、大野市の北東部、白山山系の経ヶ岳の麓に位置し、九頭竜川をはさんで富田地区、北は勝山市、東は五箇地区に接しています。
昭和29年の合併により阪谷村が大野市となりました。
標高は250m~500m。面積の約2/3は山林で、農地は土地改良が進み、広大な棚田が広がる中山間地域です。
大野市街地の標高は170m、亀山城は250mですので、市街地よりも80m~250m高く、 この標高差が生み出す寒暖の差と源流の清らかな水、経ヶ岳から吹き下ろす冷たく強風が、美味しいこだわり農作物を生みだしています。
夜は見上げれば星が降ってきそうなほどの夜空と、見下ろせば大野市街のキラキラと宝石のような夜景が一望に見渡せます。
平成17年度、環境省と(財)日本環境協会が行う「全国星空継続観察」で、南六呂師の県自然保護センターからの夜空撮影が、星空観察日本一になりました。
また、南六呂師エリアでは、2023年8月21日にアジア初の「星空保護区」に認定されました。「保護区認定制度」とは、国際ダークスカイ協会が実施する、光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度です。星空の世界遺産とも言われています。
集落数
18集落
集落名
伏石区、柿ケ嶋区、八町区、森本区、松丸区、萩ケ野区、花房区、不動堂区、石谷区、大月区、御領区、橋爪区、蓑道区、落合区、堂嶋区、金山区、小黒見区、南六呂師区
世帯数
403世帯(令和6年4月1日現在)
人口
総人口 1,111人(令和6年4月1日現在)
地区の自慢
白山やまぶどうワイナリー
福井県唯一のワイナリー。審査会において数々の受賞歴を持ち、季節ごとに変化するブドウ畑と各種イベントも楽しめます。
特製やまぶどうアイスクリームも好評販売中。
自然保護センター
福井の里山の自然が立体的に紹介され、観察棟では、大望遠鏡(口径80cm)やプラネタリウムで天体観望が楽しめます。専門ガイドによる自然観察会も好評で、身近な自然から宇宙まで体感できます。(開催日時は自然保護センターへお問い合わせください)
奥越前ミルク工房 六呂師高原の時計台
アイスクリームやチーズ、バター等の加工体験(要予約)ができます。レストランでは、シェフのランチとディナーが充実。(ディナーは要予約、団体のみ)のどかで牧歌的な風景や満天の星空を眺めながら、お食事、ご休憩にご利用ください。また、ロマンチックな「高原ウェディング」もご用意されています。 また、「星空ハンモック」では、日本一きれいな星空をハンモックに揺られながらゆったりと楽しむことができます。
奥越高原牧場
春から秋の間は、約272haの広々とした牧草地に牛が放牧されています。(さて、どこにいるか見つけられるかな?)
子牛へのエサやりなど実際に家畜とのふれあいを体験できます(要予約)。
「搾乳体験ロボット・オクちゃん」による搾乳模擬体験も実施しています。(開催日時は奥越高原牧場へお問い合わせください)
奥越高原ふるさと自然公園
バーベキュー広場、芝生広場、小動物園の施設があります。芝生広場では軽スポーツが楽しめ、小動物園ではポニーやウサギを間近で見ることができます。とりわけ、春の桜は見事です。
経ヶ岳山麓の巨大岩塊群
六呂師高原に点在する巨岩。隕石?いえいえ違います!それは、白山山系の経ヶ岳(1625m)が、約3万~4,500年前に頂上が大崩壊(岩屑なだれ)をおこした時の巨大岩塊なのです。阪谷地区には大小約460個が確認され、天狗の手の痕やいぼが取れるなどと言い伝えのあるものもあります。
桃木峠の大杉
その昔、「泰澄大師が白山へ登る途中にこの峠で食事をし、箸の代わりに杉の小枝を使い、それを地面にさしたものが大杉になった。」と言い伝えられています。
いつの日にからか、峠にちなみ、「桃木峠の大杉」と呼ばれるようになりました。
樹齢は400年以上と言われています。その間、峠を行きかう人々や大野盆地をずっと見守ってきました。
昭和42年に大野市天然記念物に、また平成12年4月に林野庁が国有林の中から選定した「森の巨人たち百選」に選ばれました。
この大杉を守ろうと、平成14年5月、「桃木峠の大杉保全協議会」が立ち上がりました。幹周りは8m 樹高38m