大野市営水道事業基本計画(大野市水道事業ビジョン)を策定しました
基本理念 自然が育む清浄で豊富な水を後世へ
~水道事業基本計画の策定趣旨~
大野市の市営水道事業は、市街地を中心とした上水道事業と、富田・阪谷・和泉地区や下庄・上庄の一部地域にある11簡易水道事業を運営しており、地域住民に安全・安心な水道水を供給しています。
これまで、市民の水道布設の要望や水需要の増加を受けて、順次水道施設整備による水道普及の促進に努めてきましたが、整備後の年月の経過とともに、本市水道事業をとりまく経営環境は大きく変化しており、少子高齢化や人口減少による水道利用者の減少に加え、節水型ライフスタイルの定着に伴う水道使用量の減少等により、水道料金収入は今後減少傾向となる見込みです。また、施設の老朽化が進む中で、施設の再整備・再構築等の検討を進める必要があるとともに、水質の安全性の確保、災害時における給水確保も重要な課題となっています。
厚生労働省は、2013(平成25)年3月に「新水道ビジョン」を策定・公表しました。新水道ビジョンは、人口減少時代への突入や東日本大震災の経験など、水道事業をとりまく経営環境が大きく変化してきたことから、これらの変化に対応し、50年後、100年後の将来を見据え、水道事業の理想像を「安全」「強靭」「持続」の観点から明示するとともに、その理想像を具現化するため、今後、取り組むべき事項や方策を示すものとしています。また、本ビジョンでは、未だ水道事業ビジョンを作成していない水道事業者及び水道用水供給事業者に対し、早急に作成することを求めています。
このような中、大野市営水道事業(上水道・簡易水道事業)においても、現状を踏まえ、継続的な水供給の実現に向けて、SDGsの考えを取り入れながら、長期的な視点に立った取り組みの方向性や、中長期的に進めていく施設規模の適正化、施設の耐震化、水質保全への対策などの具体的な取り組みを示す「大野市営水道事業基本計画」を策定しました。また、厚生労働省から要請されている水道事業ビジョンに類する水道事業の中長期計画等を既に策定・公表している場合、その基本的記載事項に、現状評価・課題、将来の事業環境、地域の水道の理想像と目標設定等が盛り込まれたものであれば、水道事業ビジョンとして位置づけても差し支えないとされており、本計画を「大野市水道事業ビジョン」として位置づけます。
本計画の取組み期間は、2020(令和2)年度~2039(令和21)年度の20年間とします。
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