消防のしごと
119番通報…
助けを求めている人や困った人からの119番通報を受けます。この通報を受信すると同時にコンピュータ処理により目的地の住所や地図などが表示されます。通報内容に基づいて、災害種別(火災・救急・救助など)と出場車両(救急車・救助工作車・消防車など)が決定されます。通信指令室のコンピュータから出場隊に出場指令が出力され、指令書を持って出場します。
火を消す…
現在の建物は高層化、複雑化、多様化が進み、火災を消すための活動は困難になってきています。しかし、火災による被害を最小限にとどめるために、さまざまな車両や資機材を活用し火災を防御するとともに、あらゆる災害に対応できるよう消防職員の知識、体力の向上を目的とした訓練も行っています。
早く救出…
交通事故、労働災害事故、水難事故、山岳事故など挙げればきりがありませんが、一刻も早く人命を救助することも仕事のひとつです。救助活動もあらゆる状況にも対応出来るよう救助隊員は日々訓練を実施しています。
命を救う…
救急車で怪我をした人や病気になった人を病院まで搬送することも仕事のひとつです。救急車には、救急救命士という国家資格を持った職員が救急隊員として乗り、救急活動をおこないます。平成3年以降、救急救命士法の制定や高規格救急車の整備により、救急業務は高度化し、また救急隊の行える処置も拡大しました。
救命講習…
何物にも代え難い人の命。この尊い命を守るために救命講習が行われています。日常の生活の中でよく見かけることの多い出血した時の止血法から窒息したときの対処法、呼吸がなく、心臓が動いていないときの対処法まで講習において訓練します。
水の管理…
火を消すために水は不可欠です。消防隊が水を確保するものとして防火水槽や打ち込み型の消火栓や上水道消火栓があり、これらの管理をするのも消防の仕事のひとつです。防火水槽と分かる標識看板や防火水槽内の水位調査、消火栓の標識看板の取り替えや放水圧力調査などを管理します。
火を出さないために…
火事を出さないために、未然に防ぐために消防署では立ち入り検査を行っています。例えば防火対象物査察や危険物施設の立ち入り検査などです。これら査察や立ち入り検査において違反があれば是正、改修してもらい火災予防に努めています。また防火座談会を開催し、市民の皆様に住宅防火を呼びかけています。
市民と築く安全…
大野市では自衛消防クラブや幼年・少年消防クラブなどの育成指導や地域における消火訓練・避難訓練・防災訓練などを通じて災害に強い街づくりを行っています。