本願清水イトヨ生息地を守ろう 「イトヨのお引越し」
汚泥除去を前に市民ら70名が参加 11月28日(土曜日)
近年、本願清水イトヨ生息地では池底に汚泥が堆積し生息環境が悪化していることから、環境整備のため汚泥除去を行うこととなり、準備作業としてイトヨの引越しが行われました。イトヨの里開館から約20年。このような大掛かりな池底清掃ははじめて行われました。
今回は生息池を上流域と下流域に区切り、上流域の汚泥を除去するため、上流域に生息するイトヨを下流域へ引越しさせました。開成中学校の生徒約20名のほか、地域住民や大野イトヨの会会員など多くの方々にご協力をいただきました。
森誠一館長の指導のもと、中学生が池でイトヨを追いやり捕獲。捕獲されたイトヨは地域住民らが汚泥から救出し、洗浄したのち下流域へと移動させました。約3時間で約2700匹の引越しを行いました。
イトヨのほかにも、ヨシノボリや、フナなどの魚類やヤゴなどの姿も確認されました。
イトヨの追いやり
網ですくってイトヨを捕獲
汚泥の中からイトヨを救出
洗浄して下流域へ放流