イトヨの里市民講座が開催されました
環境変動とイトヨ~いかに今を生きるか?~
3月20日(土曜日)、イトヨの里市民講座が開催されました。コロナウイルス対策のため定員を例年の半分としたほか、森館長の講演もオンラインとなりました。
森館長の今年の演題は『環境変動を生きるイトヨ:これまでとこれから』。10年前の東北大震災で大きく生息環境が変わった岩手県大槌町のイトヨを取り上げて講演されました。環境変動は大野市でも起こりうる。地域ごとの小さな変化がイトヨの地域性を生むので「大野のイトヨは大野で守る」という意識を大事にして、今後も保護・保全を行っていきましょうと講演を締めくくりました。
続いての話題提供では、岐阜県ハリヨの生態と岩手県大槌町のイトヨの現状の短編動画を森館長の解説付きで鑑賞しました。「場所は変わってもトゲウオの生命をつなぐ姿に感動した」とおっしゃる参加者の方もいらっしゃいました。
最後にイトヨの里から昨秋に行われたイトヨの引越しについて報告をしました。
初めてのオンライン講演に参加者の方々も緊張した面持ちでしたが、講演も進むにつれ和やかな雰囲気になりました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
森館長オンライン講演の様子
講演中の会場の様子