重要文化財 旧橋本家住宅
重要文化財旧橋本家住宅について
重要文化財「旧橋本家住宅」は、江戸時代中期18世紀頃の建物です。間口六間奥行き四間、入母屋造り茅葺平入の建物で、越前2型と呼ばれる形式に分類されます。(※正しくは「越前2型」はローマ数字で表記します)
もとは
大戸口から内部に入ると、玄関にあたるハクモンバがあり、右手横にウマヤがあります。ウマヤは深さ約二尺、周りは石積みで屋根は板葺きとなっています。
屋内中央には、炉の設けられた広さ約四間四方のニワがあります。復元前はハクモンバを除いて板敷きとなっていました。ニワの右手奥には、水屋があり、切石敷きの流しと水槽があります。
ニワの左手には、板床を張った広さ八畳ほどの上ザシキと下ザシキがあり、上ザシキの前に、幅一間ほどの板敷きの部分が設けられています。復元前には、ザシキ二間にわたって縁側があり、上ザシキには床の間と仏壇がありました。
柱には、内部に立つ上屋柱にケヤキを、側柱の大部分にクリが使用されています。
この住宅は、全体として建坪の3分の2を占めるニワとザシキ二間から成る簡素な構造をしています。
古い民家が失われつつある今日、旧橋本家住宅は江戸時代中期の山村の生活を物語る貴重な資料となっています。
利用案内
- 所在地
〒912-0434 福井県大野市
- 内部の一般公開
4月中旬から11月上旬までの水曜日・日曜日・祝日・振替休日
午前9時から午後4時まで
- 入館料
無料
- その他
・一般公開日以外の日に内部の見学を希望される場合は、事前に下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
・冬期間は積雪のため、見学はできません。
令和6年度差茅の実施について
令和6年度に屋根西面の差茅を実施します。
一般公開は例年とおり行っていますので、建物向かって右手側(南側)の入口よりお入りください。
入口には目印の看板を設置しています。
見学の際は、足場には触れないようお願いします。
このページのお問い合わせ先
生涯学習・文化財保護課
福井県大野市城町9-1 学びの里「めいりん」内
電話番号:0779-65-5590
ファクス:0779-66-2885
メールアドレス:shobun@city.fukui-ono.lg.jp