大野市小中学校再編計画を改訂しました
1 大野市小中学校再編計画の改訂について
全国的に少子化が進行している中、大野市では、平成16年4月に大野市小中学校再編計画を策定し、これまで3つの小学校の再編を進めてきました。
近年、児童生徒数の減少により小中学校の小規模化が進み、計画の見直しが必要となりました。
このため、平成29年1月に「大野市小中学校再編計画」を策定し、中学校を令和5年度に1校、小学校を令和8年度に2校にすることで、大規模校ならではのメリットを生かしつつ、ふるさと教育を推進し、地域への誇りと愛着を持った、優しく、賢く、たくましい大野人を育てる学校を目指すこととしました。
この計画を進めるに当たっては、特に学校数に対する多くの意見があったことから、平成30年8月に計画を見直すことを決定し、保護者や市民の皆さん、児童生徒からご意見(アンケート調査)をいただき、また、令和2年度には大野市小中学校再編計画検討委員会で協議いただいた内容をまとめた報告を受け、この報告を基に、令和3年3月に大野市小中学校再編計画(案)を作成しました。
令和3年度には、計画(案)の説明会やパブリックコメントなどを行い、保護者をはじめ市民の皆さんのご理解を深めていただきました。
このたび、12月21日に開催した定例教育委員会で大野市小中学校再編計画の改訂を決定しました。
今後は、この再編計画に基づいて小中学校の再編を進めていきます。
2 計画の概要について
(1)大野市が目指す学校教育
大野市教育理念「明倫の心を重んじ 育てよう 大野人」を普遍のバックボーンとして、優しく、賢く、たくましい大野人を育てるため、大野の特色を生かした夢と希望を育む結の故郷の教育を進めます。
大野市の人口規模や立地条件および大野市のもつ人情の厚さ、自然の豊かさ、歴史の深さ等、その長所を十分に生かすとともに、国際化社会や情報化社会等の進展など変化の大きい社会に対応できる人を育てる教育を推進します。そのことを通して、大野市教育理念に謳われる「生きる道」を明らかにし、「進取の気象」を育てた明倫の心を未来へ受け継ぎます。
また、自信を育む教育を進めることで、何事にも積極的に取り組むことができ、自分も周りの人たちも大切にすることができます。
これらのことで、今日の知識基盤社会、情報化社会、国際化社会にあって求められる「主体的に多様な人々と協働する力」を育成し、未来を生き抜く力を育みます。
(2)基本となる考え方
教育環境の充実を図ります。
児童生徒の成長過程を重視します。
中長期的な視点に立ち、段階的に再編します。
地域の活力の維持と向上に努めます。
既存校舎を有効活用します。
通学や学校生活に過度な負担がないよう配慮します。
(3)再編時期とその内容
中学校は、令和6年4月に2校に再編します。
- 開成中学校と上庄中学校、陽明中学校と尚徳中学校と和泉中学校
小学校は、令和8年4月に7校に再編します。
- 有終南小学校と小山小学校、富田小学校と阪谷小学校をそれぞれ再編し、複式学級を解消します。
中学校、小学校ともに既存の校舎を活用します。
(4)再編に向けた取組み
再編対象の中学校、小学校の区域で、保護者や地域の代表、学校関係者が参画する再編準備委員会(仮称)を設置して、再編に関する課題などを協議します。
3 大野市小中学校再編計画
大野市小中学校再編計画(令和3年12月改訂)(PDF:1,725KB)
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