公共下水道事業について
公共下水道事業についてお答えします
公共下水道はなぜ必要ですか?
A 答え
下水道は、生活環境の改善と公共用水域の水質保全を目的としています。
生活環境の改善とは、トイレや生活雑排水による臭気が解消され、ハエやカがいなくなり伝染病などの予防になるなど、環境衛生の向上につながります。
公共用水域の水質保全とは、私たちが出す汚水(生活雑排水など)を浄化して河川等に戻し、自然環境の保護、保全をすることをいいます。
大野市街地の生活雑排水が集まる下流域の水路や河川の水質は、悪化して汚れています。その水は真名川、九頭竜川を経由し、勝山市など下流域市町村の農業用水や生活雑用水として利用され、さらには福井市の上水道用水の一部となっています。
「名水のまち大野」の水環境は、汚水の垂れ流しでは守ることはできません。
私たち一人ひとりが、恵まれた水や緑をはじめとする豊かな自然環境の保護・保全に努める必要があります。地下水はもとより河川環境を守るため、また九頭竜川の最上流部に住む者の責務として、公共下水道事業を推進していかなければなりません。
大野市の汚水処理人口普及率は?
A 答え
大野市の汚水処理人口普及率は、平成29年度末現在、83.7%です。内訳は、公共下水道が48.7%、農業集落排水施設が20.4%、合併処理浄化槽が14.6%となっています。なお、福井県の平均は95.7%であり、残念ながら大野市は最下位となっています。
汚水処理人口普及率とは、住民基本台帳人口に対する汚水処理施設 (公共下水道・農業集落排水施設・合併浄化槽など生活排水や工場排水を処理するための施設)が整備されている人口の割合で、汚水処理人口普及率が高いほど環境整備が進んでいると言えます。
注)汚水処理人口普及率 = 汚水処理人口 ÷住民基本台帳人口× 100