一本木
一本木
下庄公民館から庄林へ向かう道が越美北線と交差する辺りに、一本の古い大木(樹名 エゾエノキ)が立っています。
根元に小さい地蔵堂が祀られ、花が供えられています。
この木には次のようないわれがあり、地域の方に大事にされてきました。
江戸時代に修行を行なっていた尼僧が、ある日突然入寂(死ぬこと)するために、「鈴とお経が聞こえなくなったら成仏したと思ってください」と言い残し、鈴と僅かな食料を持って小穴に入りました。鈴の音の途絶えたのを知り、村人は近くに小廟を建て、木を植えました。その木が成長して「一本木」と呼ばれ尼僧の冥福を祈っています。
一本木の写真
一本木の案内板