卒FIT電力を活用した再エネの地産地消スタート
大野のシンボルを再エネ電力で照らします。
大野市内の2050年のカーボンニュートラル達成と地域課題解決の同時実現を目指し、令和5年3月に策定した大野市脱炭素ビジョンに基づく脱炭素プロジェクトの一環として、市内卒FIT電力を市公共施設で活用する「再エネの地産地消」を開始しました。
【用語】
- カーボンニュートラル
工場や家庭、自動車から出る二酸化炭素(CO2)の量から、森林などによるCO2吸収量を差し引いた合計がゼロの状態
- 卒FIT電力
国の再生可能エネルギー(再エネ)固定価格買取制度に基づく買取期間が満了した設備によって発電された電力。CO2はゼロ。
- 再エネの地産地消
市内で発電された再エネ電力を市内で有効に活用すること
【背景】
2021年3月 大野市ゼロカーボンシティ宣言
市民と目指すべきゴールを共有し、2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロに挑戦することを宣言しました。
再エネの地産地消が課題
2023年3月 大野市脱炭素ビジョン策定
2050年の「カーボンニュートラルの達成」と「地域課題解決」の同時実現を目指し、大野市全体のCO2削減目標や再エネ導入目標、取組方針、プロジェクトをまとめました。
2023年5月 「脱炭素社会実現に向けた連携協定」締結
大野市・北陸電力株式会社・北陸電力送配電株式会社の三者により締結。
北陸電力株式会社との協働により、公共施設での利活用に賛同いただける市内卒FIT電力の募集を開始しました。
【目的】
- 脱炭素ビジョンに掲げる「再エネの地産地消」の推進
- 公共施設のCO2排出量削減(脱炭素化)
- 観光コンテンツのさらなる魅力向上(越前大野城・うらら館(六呂師高原・星空))
- 脱炭素普及啓発と環境教育推進(うらら館(六呂師高原)や イトヨの里での学習)
- 郷土愛醸成(市民が創ったエネルギーが公共施設を支える)
【概要・仕組み】
- 北陸電力株式会社が、市公共施設での利用に同意する市内卒FIT電力を、市民や市内事業者から募集(R5.7.7から開始)。
- 北陸電力株式会社は、応募のあった卒FIT電力の余剰分を活用した再エネ電力を大野市の公共施設(越前大野城・六呂師高原トロン温浴施設うらら館、本願清水イトヨの里)へ供給。
- 越前大野城で優先して利用することで、越前大野城の脱炭素化を実現。余剰分をうらら館またはイトヨの里で調整して利用。(うらら館およびイトヨの里において、不足分(使用電力量−卒FIT電力量)は、卒FIT以外の電力を使用)
- 卒FIT電力の募集を継続し、うらら館およびイトヨの里においても、卒FIT電力による「脱炭素化」達成を目指す。
北陸電力との協働による「卒FIT電力を活用した再エネの地産地消」
※1 北陸電力株式会社と対象の家庭または法人との卒FIT買取契約に基づく
※2 大野市と北陸電力株式会社との電気受給契約に基づく
卒FIT電力を活用する公共施設
越前大野城
脱炭素化を実現することができました。
六呂師高原温浴施設うらら館
本願清水イトヨの里
市内卒FIT電源をお持ちの市民・市内事業者の方々へ
卒FIT電力の公共施設での利活用にご賛同いただける方を随時募集しています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください
大野のシンボルをあなたの電気で照らそう(卒FIT電力の募集)