大野地区の名所・旧跡紹介（赤根川）

亀山と砂山の間を流れる赤根川。水に鉄分を多く含んで赤いのが名の由来という。茜川とも書く。
昔、流域に「かまが淵」、「くらが淵」という2つの深い淵があって、あわせて「かまくら川（鎌倉川）」とも呼ばれたそうだ。くらが淵には、平泉寺宗徒に攻められた牛ヶ原荘園の地頭・淡川時冶(あいかわときはる)が妻子とともに身を沈めたという約670年前の悲話がある。
新堀川の合流点付近には、冷たいわき水が流れ込み、昭和30年代までは水生植物のバイカモが多かった。清滝神社付近は、子どもたちの遊泳場になって賑わっていた。