大野地区の名所・旧跡紹介(篠座神社の目薬)
篠座神社の目薬(篠座町)
篠座神社の境内、社殿北西に御手洗池がある。昭和40年ごろまで、境内周辺では冷たい、きれいな水が豊富に湧いた。池に浮かぶ島の中の湧き水は、「篠座神社の目薬」と呼ばれ、眼病に効果があると珍重されてきた。
篠座神社は、大国主命をまつる長い歴史のある神社。大国主命が竹やぶを歩いている時、葉で目を突いた。治療に効果がなく、不自由したため、「眼病に苦しんでる人を助けたい」と霊水を湧かせたという。(杉原丈夫編「越前若狭の伝説より」)
篠とは、ササ竹のことで、古くは周辺一面を覆ったササに神が宿り、ご神体としてあがめられてきたのかもしれない。
冷たい水で目を洗うと、目が澄み切った気がする。でも、この豊富に湧き出していた水は減り、水枯れが目立つようになった。
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