大野地区の名所・旧跡(広小路と釈迦師川)
広小路 と釈迦師川 (元町)
広小路
昭和30年代まで寺町通りの東側、六間と七間の間に広小路と呼ばれた一角があった。60代を超える年代の方ならば、懐かしい思い出がよみがえるだろう。
そこは草むらになっていて、子どもたちがチャンバラや草野球に興じていた。チカラシバの葉を結ぶ仕掛けを作って、仲間が足を取られて転倒するのを喜んだりもした。日吉神社の祭礼には露店が並び、時にはサーカス団がやってきて軽やかなジンタが響きわたった。サーカスに出演する動物たちが屋外につながれて、子どもたちの人気を集めた。いまは旅館や住宅になり、当時の面影はない。
釈迦師川
広小路の北側に西から東に流れる釈迦師川と呼ばれた水路がある。大野の町の水は、地形の関係から東から西に流れるのが普通だが、ここは藩主・金森長近がまちづくりにあたって、寺町に水門を作って逆に流した(坂井玉子著「越前大野今は昔ものがたり」)という「
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