令和2年5月臨時会 提案理由説明
本日、第418回大野市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には御参集賜りまして誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、4月16日に、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく、「緊急事態宣言」の対象地域が、当初の7都府県から全国に拡大され、福井県も予断を許さない状況が続いています。
県は、4月23日に、福井県緊急事態措置を発表し、県民に対し県民行動指針に基づいた行動を要請するとともに、事業者への休業などを要請しています。
さらに、4月28日には、県立学校の休校が当面継続すると発表され、小中学校についても同様の要請がなされました。
本市では、この要請を受け、小中学校の臨時休業を当面の間、延長することを決定し、その日のうちに総合教育会議を開き、教育委員会にお伝えしました。
入学式につきましては、全ての小中学校で、5月7日に、規模を縮小し感染症防止対策を徹底して実施するほか、学校及び放課後子ども教室などでの児童預かりを継続する予定です。
このほか、5月7日以降の市の施設の閉館や、市主催イベント・行事の中止、延期などの検討をはじめ、新型コロナウイルス感染症の予防、感染拡大防止に迅速かつ的確な対応に努めていきます。
このような状況の中、医療の最前線で対応いただいている医療関係者の皆さまには、心からの感謝と敬意を表します。
また、介護や保育の現場の皆さまや、配送や食料品の供給など、市民生活を支えてくださる皆さまに、心から感謝を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の終息には、ゴールデンウィークの期間の過ごし方が極めて重要です。
市民の皆さまには、苦しい時期が続いていますが、「感染しない、感染させない」ため、県民行動指針に沿った行動を辛抱強く、また心や体をほぐしながら、結の心で支え合いながら過ごしていただけますよう、お願いします。
これ以上の感染拡大を防ぐため、今が正念場です。
一致協力してこの難局を乗り越えられるよう、議員各位におかれましても御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、ただ今上程されました議案第27号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第2号)案の概要につきまして、御説明申し上げます。
国の「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」を受け、家計への支援を行うため、市民一人当たり10万円を給付する特別定額給付金と、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯の生活を支援する取り組みの一つとして、児童手当を受給する世帯に対し、対象児童一人当たり1万円を給付する子育て世帯への臨時特別給付金を給付するために必要な経費を計上した補正予算案を臨時会に提出しています。
迅速かつ的確に事務処理を進め、1日でも早く家庭に給付します。
また、県の臨時休業などの要請に応じた事業所に対し、福井県と協調して協力金を支給します。
さらに、市独自事業として、学校の臨時休業に伴い、子どもや家庭の負担やストレスを和らげるため、また、感染症対策として、テイクアウトなどで頑張っている飲食店を応援するため、市内の飲食店で使用できるテイクアウトチケットを平成14年4月2日生まれの方から令和2年4月30日生まれまでの子どもがいる世帯に配布したく、これら事業に係る経費を計上した補正予算案を臨時会に提出しています。
歳入歳出予算額につきましては、担当部長が説明しますので、慎重に御審議の上、妥当なる御決議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。