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2020年9月1日

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令和2年9月定例会 提案理由説明

 令和2年9月第420回大野市議会定例会の開会に当たり、新型コロナウイルス感染症対策や市政の重要課題の取組状況について申し述べますとともに、提案いたしました各議案の概要について御説明申し上げます。

 今月28日、安倍総理が辞意を表明されました。
 長きにわたり内閣総理大臣の重責を担われたことに敬意を表しますとともに、体調が早く良くなられますようゆっくり休んでいただきたいと思います。

 新型コロナウイルス感染症について、政府は、7月6日に、新型コロナウイルス感染症対策分科会を設置し、今後の新型コロナウイルス感染症対策について検討しています。
 国内の1日当たりの新規感染者数は、7月29日以降、連日のように千人を超え、今月20日までで累計6万人を超えました。
 分科会では、6月下旬からの全国での感染拡大は7月下旬にピークに達し、一部の地域では新規感染者数が緩やかに減少し始めているという見解がありますが、お盆期間中に人の移動があったことなどから、さらに感染が拡大するリスクもあるとして、引き続き感染対策をしっかりとる必要があるとしています。
 福井県においては、4月29日から7月11日まで新規感染者が確認されていませんでしたが、7月12日に確認されて以降、昨日までで、100人、累計222人の感染者が報告されました。
 今月27日、直近1週間の新規感染者数が基準を超えるなどしたため、「福井県感染拡大警報」を発令し、県民行動指針をVer.10に改訂しました。
 福井・丹南地区のカラオケを伴う飲食店のうち、「感染防止徹底宣言」ステッカーを掲示していない施設に対し、昼間の休業を要請しています。
 本市は、県の指針や発表があり次第、市施設の管理運営やイベント等の開催基準の方針を決めるとともに、ホームページやSNSを活用して新型コロナウイルス感染症に関する情報を発信し、市民、事業者に対する感染拡大防止策の徹底への協力を依頼してきました。
 本市へも感染の波及がいつ起きてもおかしくない状況と認識しており、市議会の御協力をいただき、いち早く予算を確保し、感染症対策に取り組んできました。
 4月8日以降、市内では新規感染者が確認されておらず、市民と事業者による日頃からの感染症予防への取り組みによるものと感じています。
 皆様には、引き続き、県民行動指針に沿って、マスク着用、手指の消毒、「3密」を避けるといった基本的な感染防止策「新しい生活様式」の取り組みを着実に行っていただくとともに、感染拡大注意地域との往来は慎重に御判断いただくようお願いします。
 それでは、これまでに取り組んできた主なものを申し上げます。
 市民の暮らしを確保するため、家計の支援として1人当たり10万円を給付する特別定額給付金は、32,597人に給付し、執行率は99.91%でした。
 また、通所型の障害福祉サービスを利用する在宅障害者に1人当たり1万円を給付する通所型障害福祉サービス利用者支援給付金は、214人に給付し、執行率は100%でした。
 子育て世代を応援するための児童1人当たり3万円を給付するがんばれ大野っ子応援給付金は、3,467人に給付し、執行率は99.97%でした。
 また、子どもに笑顔を届けるテイクアウトチケットは、4,307人に配布し、今月27日現在の換金率は、97.3%となっています。
 市内の雇用と事業を守るため、商工業者向けの各種支援制度の相談窓口は、4月24日以降、引き続き強化しています。
 福井県経営安定資金(新型コロナウイルス対策分)の制度融資に必要なセーフティネット4号の認定件数は、今月27日現在、155件で、融資見込件数は33件、融資見込額は10億7,000万円となっています。
 1世帯当たり1万円分の地域振興券を配布し、市内事業所での利用促進を図っている結の故郷地域振興券は、今月27日現在、11,604世帯に配布し、換金率は51.5%となっています。取扱店舗数は387店舗で、地域振興券の使用期限は12月31日までとなっていますので、引き続き、利用促進を図っていきます。
 大野っ子の学びを支えるための、児童生徒1人1台のタブレット端末の整備については、6月に契約を締結し、本年度末までの導入を進めており、併せて機器を用いた指導の充実と学習効果の向上を図っています。
 感染防止対策のため、保育所や児童センター、小中学校などの施設におけるマスクや消毒液などの衛生用品や、災害時の避難所で使用する資機材、健診会場などで使用する備品などについて、順次購入しています。
 本定例会では、新たな日常の実現に向けて、行政のデジタル化を推進するため、市民生活課窓口や観光施設等にキャッシュレス決済の導入や、各種会議や研修会などをリモートで開催できる環境の整備に必要な経費を計上した補正予算案を提出しています。
 このほかにも、新しい取り組みとして、スマートフォンアプリを使ったオンラインマラソン大会の開催経費や、市内の消費喚起を目的にしたプレミアム付き商品券「がんばれ大野地域応援券」の発行に必要な経費を計上しています。
 また、がんばれ大野っ子応援給付金について、新たに令和2年5月1日から令和3年4月1日までに生まれた新生児を対象に拡充し、県民を対象に実施している観光誘客「おおのまるごと満喫!お得キャンペーン」について、新たに12月以降の冬バージョンを実施するための経費を計上しています。
 さらに、感染症により中止となったイベントや事業について減額補正し、また、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の2次分の交付限度額が決まったことから、これまで補正予算に計上していた事業に対して、臨時交付金を財源充当し、財政調整基金繰入金を減額補正した補正予算案を提出しています。

 終戦の日から75年の歳月が流れた現在、戦争を実体験した世代がますます少なくなっている中、今月18日に、学びの里「めいりん」において、大野市戦没者追悼式を、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、規模を縮小して、御遺族や関係各位約50名の皆様に御参列いただき、挙行いたしました。
 戦争を乗り越え、平和な世界を築いてこられた先人への感謝の心と、その子孫であるという誇りを持ち、戦争の記憶を風化させることのないよう、世代を越えて語り継ぎ、平和な世界を守り、希望に満ちた明るい未来を切り拓いていくことに力を尽くすことを誓いました。

 基本構想に掲げる10年後の本市の将来像を実現するため、令和7年度までの5年間を計画期間とする「第六次大野市総合計画前期基本計画」について、策定作業が進んでいます。
 将来像「人がつながり地域がつながる 住み続けたい結のまち」の実現のための6つの基本目標ごとに幹事会専門部会を設け、施策の検討を行っており、今月12日には、審議会において基本施策や計画構成の素案について協議いただきました。
 大野市総合戦略について、前期基本計画と並行して改定作業を進めており、今月26日に、大野市人口減少対策会議を開催し、人口減少対策に資する施策や人口ビジョンについて協議いただきました。

 それでは、市政の重要課題の進捗状況について、第五次大野市総合計画の構想実現のための柱に沿って御説明申し上げます。

 最初に、「人が元気」について申し上げます。
 まず、「大野ですくすく子育て応援パッケージ」について申し上げます。
 第2子の保育料免除、家庭育児応援手当の支給、子ども医療費助成の拡充の3事業が9月から順次始まります。
 第2子の保育料免除については、保護者の所得に関係なく、これまでの第3子以降に加え、第2子の保育料を無償にするもので、新たに対象となる児童は、約130人です。
 また、家庭育児応援手当の支給については、第2子以降で3歳未満の子どもを、在宅で子育てする世帯に対し、月額1万円の応援手当を支給します。
 こちらも保護者の所得に関係なく支援するもので、対象となる児童は約30人です。
 子ども医療費助成の拡充は、10月診療分から子ども医療費の助成対象者を県内の大学や専門学校などに通学している20歳の学生まで拡充します。
 新たに対象になる方は約900人です。

 次に、「福祉関連の各種計画」について申し上げます。
 「大野市障害者計画」、「障害福祉計画」、「障害児福祉計画」、「越前おおの高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画」について、それぞれアンケートや意向調査などを実施し、6月から今月にかけて開催した策定委員会において、計画の素案などについて協議いただきました。
 
 次に、「健康づくり」について申し上げます。
 7月24日から、歩くことから始める健康づくりプログラム「おおのヘルスウォーキングプログラム」をスタートしました。
 1日に歩いた歩数や活動エネルギー量を記録し、経過や結果を個人ごとにグラフなどで確認でき、日々の効果を御自身で検証できるものです。
 「今よりプラス1000歩」を合言葉に、200人の40歳以上の市民が、11月30日までの約4カ月の間、ウォーキングを楽しみながら健康づくりを行っています。

 次に、「百寿者・米寿者の訪問」について申し上げます。
 来月12日に、百寿を迎えられる17名と米寿を迎えられる362名の方々の御自宅などを訪問して、お一人お一人に長寿のお祝いを申し上げさせていただく予定です。

 次に、「小中学校の再編」について申し上げます。
 教育委員会では、小中学校再編計画(案)の作成に向けて、6月22日に、1回目の小中学校再編計画検討委員会を開催し、これまでに3回の検討委員会において、本市にふさわしい小中学校のあり方を検討していただいています。

 次に、「乾側小学校」について申し上げます。
 教育委員会では、令和3年4月1日の下庄小学校との先行再編に向けて、乾側小学校先行再編準備委員会を6月24日に設置し、学校、保護者及び地域住民の方々が協働して準備や諸課題について、協議を重ねられています。
 先行再編に伴う学用品の補助やスクールバスの購入など、必要な経費を計上した補正予算案を本定例会に提出しています。

 次に、「大野市総合文化祭」について申し上げます。
 第54回大野市総合文化祭は、「令和にはばたけ 大野の文化」をテーマに、大野市民による大野市民のための文化祭として、10月25日の「リズムにのって」と「結の故郷吹奏楽祭」を皮切りに11月3日まで、感染防止対策に万全を期しながら、結とぴあや文化会館を中心に開催します。

 次に、「表彰制度の活用」について申し上げます。
 このたび、平成10年3月から20年以上にわたって、カーブミラーの清掃活動に取り組んでこられた功績が評価された越前信用金庫が、道路愛護団体などに対する国土交通大臣表彰を受賞されました。
 また、中山間地域における農業生産活動の取り組みなどが評価された松丸中山間地域振興協議会が、北陸農政局長賞を受賞されました。
 さらに、元大野市教育委員の清水美那子さんが全国市町村教育委員会連合会表彰を、人権擁護委員の大谷惠子さんが、全国人権擁護委員連合会会長表彰を受賞されました。
 皆様の各分野における長年の御活躍と御尽力にあらためて敬意を表しますとともに、今後益々の御活躍を心よりお祈り申し上げます。

 次に、「防災対策」について申し上げます。
 本年は、梅雨前線が本州付近に長期間停滞し、例年にない長雨をもたらしました。
 7月、線状降水帯が多数発生したことなどから、熊本県や山形県で河川が氾濫し、家屋が浸水する被害が発生しました。
 お亡くなりになられた方々に対し、心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々をお見舞いし、併せて、一日も早い復旧、復興を御祈念申し上げます。
 本市でも大雨が続き、幸いにも被害が少なかったものの、赤根川や清滝川、石徹白川で水防団待機水位が続き、土砂災害に警戒してきました。
 7月6日には、水防団待機水位を超えさらに大雨が予測されたことから、新型コロナウイルス感染症対策をとった自主避難所を開設しました。

 次に、「ハザードマップ」について申し上げます。
 今月6日、九頭竜ダム・真名川ダム下流河川の「ダム下流水害リスク図」が公表されました。
 本市ハザードマップの年内の作成を目指して、このリスク図と、これまでに公表されている水防法に基づく洪水予報河川および水位周知河川の「洪水浸水想定区域図」に同法指定河川以外の福井県管理河川の「水害リスク図」を重ね合わせる調整を行っています。

 次に、「大野市国土強靭化地域計画」について申し上げます。
 今月26日に、3回目の策定委員会を開催し、計画に記載する推進方針の確認や重点的に取り組むべき事項について協議し、御意見をいただきました。

 続きまして、2番目の柱「産業が元気」について申し上げます。
 最初に、「中部縦貫自動車道」について申し上げます。
 大野油坂道路の「大野インターチェンジから(仮称)和泉インターチェンジ区間が、令和4年度に開通する見通し」と、国土交通省から発表されたことを受けて、6月30日に、国土交通省近畿地方整備局を訪問し、大野市民を代表して御礼申し上げるとともに、早期開通に向けた着実な整備について要望してきました。
 また、今月27日に、大野市議会未来へつなぐまちづくり特別委員会に同行させていただき、福井河川国道事務所において、近畿地方整備局長などとのリモートによるテレビ会議に参加し、着実な整備について要望させていただきました。
 翌28日には、中部縦貫自動車道建設促進福井県協議会の要望活動に出席し、国土交通省、財務省に対して、大野油坂道路の早期開通を要望しました。
 議員各位におかれましては、機会を捉えて要望活動に取り組んでいただいており、感謝申し上げますとともに、引き続き、御支援と御協力をお願い申し上げます。

 工事の進捗状況については、「大野・大野東区間」では、中津川・横枕地係での清滝川橋の橋台工と、新塚原地係で県道五条方松原出勝山線と交差する箇所の七板橋の橋台工のほか、盛土工事が進められています。
 また、新たに堂本地係で国道157号大野バイパスに架かる堂本橋の橋台工の準備を進めていると伺っています。
 「大野東・和泉区間」では、7月末現在、荒島第1トンネルの掘削工事は、約90%に当たる2,296メートルまで掘り進んでおり、順調に掘り進めば、年度内に貫通する見通しと伺っています。
 荒島第2トンネルの掘削工事は、約30%に当たる 1,482メートルまで掘り進んでいるほか、和泉トンネルは、7月22日から下山岡畑地区側からの掘削も始まりました。
 「和泉・油坂区間」では、石徹白川橋上部工や、此の木谷橋の橋台工、川合トンネルや新長野トンネルなどの掘削工事が進められているほか、上半原トンネルの掘削工事に向けた準備も進められています。
 引き続き、早期の全線開通に向け、国、県に対し全面的に協力していきます。

 次に、「県道皿谷大野線の整備」について申し上げます。
 かねてより県に対して、市街地へのアクセス道路となる、一般国道157号大野バイパスから中挾交差点を結ぶ一般県道皿谷大野線整備を要望してきたところ、7月31日に新規事業として採択することが発表されました。
 県は令和10年度の完成を目指しており、本市といたしましても一日も早い開通に向けて協力していきます。

 次に、道の駅「越前おおの 荒島の郷」について申し上げます。
 施設整備につきましては、現在、屋根や床、外装などの建築工事とともに、電気や空調、給排水などの設備工事を本格的に進めています。
 来春の開駅に向け、順調に工事が進捗しており、管理運営に関しては、かねてより指定管理予定者の中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社と進めてきた準備が整ったことから、施設の設置について必要な事項を規定する「大野市道の駅越前おおの荒島の郷設置条例」と「指定管理者の指定」、「大野市道の駅ポスレジシステムの売買契約の締結」の議案を本定例会に提出しています。
 また、施設内の物販・飲食テナントの出店事業者が決定し、商品の陳列、飲食スペースなどのレイアウトを確定できたことから、道の駅の管理運営に必要な備品の購入経費などを計上した補正予算案を本定例会に提出しています。
 さらに、「大野市道の駅産直の会」への支援については、魅力ある商品ラインナップの充実を図るため、会員を対象に中小企業診断士による個別相談会を隔週で開催し、商品づくりなどに取り組んでいます。
 今後は、農林産物の栽培研修などを開催するほか、奥越明成高校と連携し、特産作物を使ったスイーツなどのテイクアウトメニューの開発に取り組んでいきます。

 次に、「大野市富田産業団地と企業誘致」について申し上げます。
 富田産業団地の北側部分では、造成盛土と緑地の整備工事を終え、引き続き井戸設置の工事を進めており、年度内の完成に向けて進捗を図っています。
 企業誘致については、新型コロナウイルス感染症のまん延により、世界経済が深刻な状況に陥り先行きが見通せず、新たな設備投資の先送りや凍結を余儀なくされる企業が出ている一方で、感染症へのリスク回避のため、海外に生産拠点を据えていた企業の国内回帰の動きも出ていることから、今後の企業動向を注視し情報収集に努めるとともに、引き続き、本市ゆかりの企業や個人へ情報提供を行い、県などと連携して誘致活動を進めていきます。

 次に、「本市の雇用情勢」について申し上げます。
 厚生労働省が発表しています新型コロナウイルス感染症に起因する全国や福井県における雇用状況については、雇用調整や解雇・雇止めなど厳しさが増しています。
 このような情勢の中で、ハローワーク大野への聞き取りによりますと、市内企業の努力により、今のところ本市の雇用は守られているとのことです。
 しかしながら、昨今の都市部での状況を踏まえますと、今後、雇用情勢が悪化することが考えられることから、引き続き、動向を注視していきます。

 次に、「都市マスタープラン」について申し上げます。
 7月14日に、第1回大野市都市マスタープラン改訂委員会を開催し、令和4年度の改訂に向けたスケジュールや、市民意識アンケート調査の内容などについて御意見をいただきました。
 現在は、市民意識アンケート調査を実施しています。

 次に、「観光振興」について申し上げます。
 開駅後の道の駅「越前おおの 荒島の郷」を訪れた方に、市内を回遊してもらうため、今月25日、市内の民間体験事業者14者の参加を得て、“売れる”体験メニューの造成や受け入れサービスを学ぶ1回目のワークショップを開催しました。
 今後も、ワークショップを行い、体験メニューを掲載した観光案内情報誌やホームページなどの広報媒体の制作に着手していきます。

 次に、3番目の柱「自然が元気」について申し上げます。
 まず、「第三期大野市環境基本計画」について申し上げます。
 7月31日に、第2回大野市環境保全対策審議会を開催し、小中学生を含む市民と事業者向けに行ったアンケート結果について報告しました。
 現行計画の検証やアンケート結果の分析を進め、基本テーマや基本方針案について検討していきます。

 次に、「水への恩返し事業」について申し上げます。
 7月から、水の循環講座を開催しています。
 市民向けに「スイスイ課外授業」、小学生向けに「スイスイ課外授業ジュニア」を水に関する学習研究施設「越前おおの水のがっこう」において開催し、水の循環によって結びつく大野の様々なことを楽しみながら学びました。
 また、7月28日に、本市と、フランスのオルレアン市、ベナンのパラクー市と連携して製作した水のボードゲーム「P2Oと青い宝石を守ろう」について、それぞれの都市で同時に報道発表を行いました。
 「越前おおの水のがっこう」や「本願清水イトヨの里」などに設置し、水を学ぶツールの1つとして講座や出張授業などで活用していきます。

 次に、4番目の柱「行財政改革」について申し上げます。
 まず、「大野市行政改革推進プラン」について申し上げます。
 7月28日に、大野市行政改革戦略会議を開催し、大野市行政改革推進プランの策定の考え方について御意見をいただきました。
 本プランは、第六次大野市総合計画前期基本計画に位置付けられる施策を基本として、新たに定めていきます。

 次に、「デジタル化の推進」について申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の終息まで時間を要する中で、新たな日常の実現に向けて、オンライン化も含めた行政手続きの見直し、手数料や使用料のキャッシュレス化と、これらデジタル化を実現するための基盤整備などの検討を進めてきました。
 このうち、手続きのオンライン化につきまして、電子申請サービスを利用したオンライン化を拡充しました。
 また、手数料や使用料のキャッシュレス決済の導入に必要な経費と、リモート環境を実現するために必要な経費を計上した補正予算案を本定例会に提出しています
 現在、国においては、「書面、押印、対面を求める行政手続きの見直し」を進めており、今後、関係法令の見直しやガイドラインの策定が予定されていることから、行政のデジタル化を進めていきたいと考えています。

 次に、「ふるさと納税」について申し上げます。
 6月から、新型コロナウイルス感染症対策や子育て支援など9分野の使い道を設定し、寄附を募っています。
 使い道を設定したことや、感染症対策への市民からの寄附が増加したことなどから、4月から7月までの寄附の件数は、前年比約2倍の747件、金額は2.3倍の約1,655万円となっています。
 また、返礼品については、新規事業者の募集や商品の追加を随時行っており、寄附者が多くの選択肢から選ぶことができ、寄附額の増加につながるよう努めていきます。

 次に、「地域おこし協力隊」について申し上げます。
 4月から隊員を募集し、8月1日付けで2名の隊員が着任しました。
 隊員には、市民と積極的に交流を深めていただく中で、観光振興と、空き家利活用の促進と、それぞれに企画や実践を通じ、本市に新たな風を吹き込んでいただくことを期待しています。
 今後も、引き続き隊員の募集を行っていきます。

 次に、「国勢調査」について申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、全国的に調査の遅れなどが心配されることから、調査書類の配布期間の延長のほか、結果速報の4カ月の延期などを定めた、国の対応方針が7月に発表されました。
 本市におきましては、区長各位の御協力により、推薦いただいた183名の調査員が、今月28日、総務大臣から任命されました。
 今後、全国的な国勢調査の広報がテレビやラジオ、新聞、インターネットなど、多様な方法により展開されますので、本市においても、これに合わせて、広報おおのやホームページなどで市民への周知に努めていきます。
 また、調査の回答については、新型コロナウイルスの感染予防に留意し、パソコンやスマートフォンで簡単に入力できるインターネットによる回答と郵送による回答を推奨していきます。

 それでは、ただ今上程されました各議案の概要について御説明申し上げます。
 予算議案につきましては、一般会計と3つの特別会計について補正予算案を提出し御審議をお願いするものです。
 一般会計の主なものといたしましては、これまでに述べさせていただきました経費など合計3億2,701万円を追加し、予算累計額を222億4,552万9千円とするものです。
 和泉診療所事業特別会計では、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費を、介護保険事業特別会計では、令和元年度介護保険料余剰金の基金への積み立てと、令和元年度の国県負担金の超過交付分の返還金などを、農業集落排水事業特別会計では、令和元年度決算による各管理運営経費の余剰金の基金への積み立てなどを計上しています。

 次に、条例議案といたしましては、「大野市中小企業緊急経営安定対策利子補給金基金設置条例案」と「大野市道の駅越前おおの荒島の郷設置条例案」の2議案、その他議案としましては、「市道路線の認定」と「令和元年度大野市歳入歳出決算認定について」「令和元年度大野市水道事業会計の決算認定について」など7議案を提出いたしており、合計13議案について御審議をお願いするものです。
 各議案の内容につきましては、それぞれ担当部局長が説明しますので、慎重に御審議の上、妥当なる御決議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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