ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議

　2月24日に開始された、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、その主権と領土を侵害し、一般人を含め多数の尊い生命や大切な財産を奪っている。約1カ月が過ぎ、各地で空爆や砲撃が激しさを増すとともに、核兵器の使用をちらつかせる威嚇や核関連施設への攻撃など非人道的な行為が繰り返される中で、ウクライナ国内外での避難民は人口の4分の1に当たる1,000万人を超えたと伝えられ、ウクライナ国民が何物にも代え難い大切な日常生活を失っている。今後、さらなる犠牲者の拡大と人道状況の一層の悪化が懸念されている今日、われわれとしても到底見過ごすことはできない。
　武力による攻撃は、いかなる理由をもってしても正当化されるものではなくウクライナに対する主権侵害であり、国際社会の秩序と平和を脅かす暴挙を断じて容認することはできない。
　よって、大野市議会は、ロシア軍によるウクライナへの攻撃と主権侵害に抗議するとともに、ロシア政府に対し、武力行使の即時停止と国際法の遵守を強く求める。
　また、政府においては、国際社会と緊密に連携し、国際秩序の維持に向けた厳格かつ適切な対応を講じられるよう、強く求める。
以上、決議する。
　　　　　　　　　令和4年3月24日
　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　福井県大野市議会