先輩に学ぼう「アートドリーム事業」
見て聴いて、触れて感じて 夢を育む
大野市教育委員会では、小学4年生(一部多学年含む)と中学1年生を対象に、「アートドリーム事業」を実施しています。
これは、大野市に在住またはふるさと大野にゆかりのあるアーティストの文化芸術の世界に触れ、豊かな心の醸成を図ることを目的としています。
令和5年度
小学生対象
本市在住の大道芸人のナツさん(上坊卓海さん)を講師に招き、大道芸を通じて、自分自身を表現することの大切さなどを学びました。
YouTubeで動画公開中
上庄小学校で行われたアートドリーム事業の動画(外部サイト)を公開しています。ぜひご覧ください。
児童の感想
- 大道芸でたくさんの人を笑顔にしたいと思うことが、素晴らしいと思いました。どんな時でも夢は諦めてはだめだということを学びました
- やろうと決めたらすぐやることを、まねしたいと思いました。ナツさんの過去を詳しく教えていただき、私も強い心を持ちたいと思いました
- 芸がすごかったし、ナツさんのお話も楽しい話や少し悲しい話があって、これまで乗り越えてきたのが大変だったと思いました
中学生対象
本市出身のチェロ奏者の松谷壮一郎さんを講師に招き、音楽を通じて、自分の考えに自信を持つことの大切さなどを学びました。
YouTubeで動画公開中
尚徳中学校で行われたアートドリーム事業の動画を公開しています。ぜひご覧ください。
生徒の感想
- 音の響きを耳だけでなく、体(振動)でも感じました。身近な先輩の活躍がよい刺激になりました
- 音の高さや速さ、大きさが違うと想像する情景が変わることや想像するのは楽しいということが分かりました
- 周りの人に合わせるのではなく、自分のやりたいことに向かって一生懸命頑張ろうと思いました。また、自分に自信を持つこと、自分の良さを見つけることを意識しようと思いました
令和4年度
小学生対象
本市在住のバイオリン奏者の松谷由美さんを講師に招き、学校やCOCONOアートプレイスで音楽と絵画について学びました。
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COCONOアートプレイスで行われたアートドリーム事業の動画を公開しています。ぜひご覧ください。
児童の感想
- バイオリンは、滑らかで高い音のイメージだったけれど、リズムよく、低い音も出ることが分かりました。しっかり音を出したいときには力を入れて、弱い音のときには力を抜くという工夫をしていました。
- バイオリンの演奏を初めて聴きました。聴いたことのない音色で、いろいろな風景や季節、生き物などを表していて、すてきだなと思いました。
- やっぱり生で聴いた方が楽しいし、こんなふうに弾いているんだなとよく分かりました。指を素早く動かして弾いていてかっこよかったです。
- 演奏を聴いて、心が落ち着きました。目を閉じると草原の景色が浮かび上がりました。
中学生対象
本市出身のホルン奏者の長谷川陽一さんを講師に招き、音楽について学びました。
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陽明中学校で行われたアートドリーム事業の動画を公開しています。ぜひご覧ください。
生徒の感想
- 初めてホルンの音を聴いたのですが、優しい音と曲のメロディにのみ込まれそうでした。今のホルンと昔のホルン(ナチュラルホルン)とでは、音が違いました。
- 唇を震わせて吹いたり高音と低音を変えたりするのが難しそうですが、ゴムホースでも音を奏でられるのがすごいと思いました。
- 部活が将来を決めるきっかけになったことに驚きました。でも、人生はちょっとしたことで将来の夢ややりたいことが変わるので、体験や学んだことを大切にしていろんなことに挑戦していきたいと思いました。
令和3年度
小学生対象
6月に、ファゴット奏者の羽生尚代さんを講師に招き、コンサートを開催しました。
楽器の仕組みや美しい音色に、児童は目を輝かせていました。
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阪谷小学校・和泉小学校合同で行われたアートドリーム事業の動画を公開しています。ぜひご覧ください。
児童の感想
- ファゴットは3.5kgもあり、重かったです。床につけて演奏するかと思ったら、持って演奏していたので、びっくりしました。
- 子ども用のファゴットは高くてかたい音で、大人用のファゴットは低くてやわらかいやさしい音でした。どちらもきれいだなと思いました。
- ファゴットとリコーダーの音が重なって、いい音色でした。いつまでも聴いていられそうでした。
- 「なんでもやればできる」と教えていただきました。私も苦手なことがあるけど、挑戦してできるようになりたいです。
中学生対象
11月に、プロダクトデザイナーの三井英治さんを講師に招き、中学生がデザインを学びました。
生徒は、三井さんが手掛けた作品を見ながら、ものの見方や捉え方の面白さを実感していました。
生徒の感想
- 新しいものを生み出すためには、固定観念を変えることが必要で、その能力を持った人はデザイナーの素質があるそうです。驚く商品がたくさんあったので、この考え方を生かしてみたいと思いました。
- デザイナーはファッションデザイナーのイメージが強かったのですが、家具や眼鏡などいろいろなものをデザインすることを初めて知りました。