中部縦貫自動車道について
中部縦貫自動車道の交通情報(規制や通行止めなど)
1.路線の概要
中部縦貫自動車道は、長野県松本市を起点に飛騨、奥越地方を通り福井市に至る約160キロメートル(東海北陸自動車道との重複区間約40キロメートルを除く)の一般国道の自動車専用道路で、長野自動車道、東海北陸自動車道、北陸自動車道を相互に連絡して広域交通の円滑化を図ることを目的とし、国土交通省の直轄工事として整備が進められています。
福井県内の整備延長は約60キロメートルで、「永平寺大野道路」26.4キロメートル、「大野油坂道路」約35キロメートル、「油坂峠道路」11.4キロメートル(県内区間は0.9キロメートル)で構成されています。
- 起点:長野県松本市(中央自動車道長野線・松本JCT)
- 終点:福井県福井市(北陸自動車道・福井北JCT・IC)
- 延長:約160キロメートル(福井県内約60キロメートル)
- 車線数:4車線(暫定2車線整備)(「大野油坂道路」は2車線)
- 設計速度:80キロメートル/時(「大野油坂道路」 は60キロメートル/時 )
- 現在の供用延長:78.1キロメートル(東海北陸自動車道重複区間除く)福井県内46.8キロメートル
- 事業主体:国土交通省(福井県内区間は近畿地方整備局福井河川国道事務所)
■路線図(全体路線図)
■路線図(大野市内路線図)
■福井県内の供用区間
区間 | 距離 | 開通時期 | |
---|---|---|---|
永平寺大野道路 | 福井北JCT・IC~松岡IC間 | 2.2キロメートル | 平成27年3月 |
松岡IC~永平寺参道IC | 1.8キロメートル | 平成5年6月 | |
永平寺参道IC~永平寺IC間 | 1.4キロメートル | 平成19年3月 | |
永平寺IC~上志比IC間 | 5.3キロメートル | 平成29年7月 | |
上志比IC~勝山IC間 | 7.9キロメートル | 平成21年3月 | |
勝山IC~大野IC間 | 7.8キロメートル | 平成25年3月 | |
大野油坂道路 | 大野IC~勝原IC間 | 10.0キロメートル | 令和5年3月 |
勝原IC~九頭竜IC間 | 9.5キロメートル | 令和5年10月 | |
油坂峠道路 | (旧)油坂峠料金所~白鳥西IC間 | 0.9キロメートル (県内区間) |
平成11年4月 |
2.福井県内の整備状況
■大野油坂道路【事業中】
大野油坂道路は、中部縦貫自動車道の一部を構成し、油坂出入口(仮称)から大野ICに至る約35キロメートルの自動車専用道路です。
- 計画区間:大野市東市布~大野市中津川
- 計画延長:L=約35キロメートル
- 車線数:2車線
- 設計速度:60キロメートル/時
このうち、大野ICから荒島ICの5.5キロメートルについて、平成27年4月に事業化し、これにより福井県内の中部縦貫自動車道が全線事業化となりました。
■大野油坂道路【事業の様子】
詳細な状況はこちら(福井河川国道事務所ページ)(外部サイト)
■関連行事・イベントなど
令和5年10月28日に勝原IC-九頭竜IC間が開通しました。
開通を記念し、勝原インターチェンジにおいて、開通式典が行われました。テープカット、くす玉割りのあと、勝原インターチェンジから九頭竜インターチェンジまで通り初めを行いました。
残る区間は九頭竜インターチェンジから油坂出入口(仮称)までの15.5kmで、県内全線開通に向けて鋭意工事が進められています。
大野油坂道路(勝原IC~九頭竜IC間)開通式典「テープカット・くす玉割り」
令和5年3月19日に大野IC-勝原IC間が開通しました。
開通を記念し、荒島インターチェンジに近い旧蕨生小学校で、開通式典が行われました。その後、荒島インターチェンジから勝原インターチェンジまでの通り初めを行いました。
令和4年10月3日に、福井県で最も長い道路トンネル「荒島第2トンネル」4,988mが貫通しました。
また、荒島ICから国道158号の向かい側には、道の駅「越前おおの 荒島の郷」が令和3年4月22日にオープンし、多くの来場者が訪れています。
大野IC-勝原IC間 記念式典の様子
荒島第2トンネル実貫通式の様子(令和4年10月3日)
令和3年4月22日にオープンした道の駅「越前おおの 荒島の郷」
■永平寺大野道路【全線開通済み】
永平寺大野道路は、中部縦貫自動車道の一部を構成し、大野ICから福井北JCT・ICに至る26.4キロメートルの自動車専用道路です。
- 計画区間:大野市中津川~福井市玄正島町
- 計画延長:L=26.4キロメートル
- 車線数:4車線(暫定2車線整備)
- 設計速度:80キロメートル/時
平成29年7月8日に全線開通記念式典が行われました。
浅見トンネル付近での、記念式典の様子
■中部縦貫自動車道の整備効果
3.大野市の取り組み
中部縦貫自動車道が全線開通すると、北陸圏と中京圏・関東圏の広域道路ネットワークが形成され、文化・観光資源を生かした地域振興や産業経済の発展を図ることができます。
また、地震など災害時の緊急輸送・救急医療活動の支援、冬季における安全で安心な交通の確保のために真に必要な道路であり、大野市にとって、まさに「
第六次大野市総合計画の基本施策として、今後も、大野油坂道路の一日も早い全線開通に向けた取り組みを進めます。