地震火災に注意してください

　大規模な地震が発生すると、同時に多くの火災が発生する恐れがあり、特に住宅密集地などでは大規模な火災の危険性が高まります。近年の大規模な地震では、電気火災が多数発生しており、平成23年3月11日の東日本大震災では発生した火災の過半数が電気によるものでした。

• 地震により停電が発生したら、電化製品のスイッチを切り、電源をコンセントから抜く
• 避難するときはブレーカーを落とす
• 停電後の再通電時は、電気製品の異常がないかを確認し、燃えやすい物を近くに置かない
• 地震の大きな揺れで電気を遮断する「感震ブレーカー」を設置する
• 家具等の転倒防止対策を行う
• 石油ストーブなどの油漏れを確認する
• ガス機器・石油機器を再使用するときに、破損がないことを確認し、近くに燃えやすいものを置かない
• 地域の防災訓練に参加するなど、地震発生時の対応を身に付ける

「感震ブレーカー」とは、地震の強い揺れを感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止める装置です。
一般家庭に設置する義務はありませんが、電気火災の防止に非常に有効なため、設置を検討しましょう。

感震ブレーカーは大きく分けて4つの種類（分電盤タイプ内蔵型・分電盤タイプ後付型・コンセントタイプ・簡易タイプ）があります。