
ふかぐつ
雪の中を歩く時に使う道具。
農作業の忙しくない時期に藁を編んで作りました。滑りづらく、温かいです。
履いた後は、靴の前側についた紐を囲炉裏のアマにかけ、乾燥させました。
両足の大きさを揃えて作るのは難しかったそうです。
(2)より深い雪の中を歩く時は…
雪深い道を歩いたり、踏み固めて道を作ったりする時は、「マキタテフカグツ」を履きました。
「マキタテフカグツ」は膝あたりまでの長さで、すねの上部にあたる部分に裂け目があります。この部分をすねに巻きつけるようにして密着させ、縄で括ることで、靴の中に雪が入るのを防ぐことができます。

マキタテフカグツ

ふかぐつとござぼうしを身に着け、手にはコスキを持っています。(撮影年不明。市史より転載。)