大野地区の名所・旧跡紹介(秋葉灯籠)
秋葉灯籠(春日)
春日二丁目にある秋葉集会場の北側に、こじんまりした秋葉神社がある。秋葉神社は、火難除けのご利益がある神社で、横の金灯籠は、「秋葉灯籠」と呼ばれ、青銅製の立派な造り。前面に「秋葉山・常夜燈」の文字が入っている。
大野の町では、江戸時代から明治にかけて、たびたび町中を焼き尽くす大火が起き、住民を悩ませた。明治21年には、一千数百戸を焼く火災があった。そこで静岡県周智郡(現・浜松市)の火伏せの神、秋葉山(神社)にお参りし、街角にこの常夜燈を建てたのだそうだ。秋葉信仰は関東、中部地方に広がっており、灯籠に火を入れ、町を火災から守るよう、祈願した。
始めは七間通りの三番側、後に二番側にあったそうだ。坂田玉子著「越前大野・今は昔のものがたり」に、「祭礼には、仮神殿を設け、町をあげて火防祭が行われた」とある。いつごろ現在地に移ったのか、記録が探せないが、交通の妨げになったためという。
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