セルフメディケーションを活用しよう

　世界保健機関（WHO）ではセルフメディケーションを「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義しています。
　セルフメディケーションとは自分の健康管理を普段から行い、ちょっとした怪我や、疲労等が原因の体調不良の場合、市販薬の利用や十分な休養をとることで自らの健康維持に努めることです。

　セルフメディケーションを行うことは生活習慣病の予防にもつながり、医療費の削減効果が見込まれます。

　まずは自分の健康状態を知ることが大切です。
　毎年健康診断を必ず受診しましょう。
　そして適度な運動やバランスの良い食事をこころがけ、十分な休養を取ることで病気になりにくい身体を作りましょう。
　また、体調不良が続く場合や分からないことがある場合は安易に自己判断せずに薬剤師や医師に相談しましょう。正しい知識を身につけて、軽い風邪等や怪我の際に、市販薬等を上手に利用していくことがポイントです。

　平成29年から医療費控除の特例として、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組（健康診断の受診および予防接種など）を行う個人が、ドラッグストア等でスイッチOTC医薬品（要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品）を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができる制度です。

　世帯での年間購入額が1万2000円以上の場合、確定申告の際に申告することでその超過分を控除として利用できます。
　通常の医療費控除とは併用できませんのでご注意ください。

• 控除対象の医薬品には、レシートに★等の印がついています。確認して保管しておきましょう。
• セルフメディケーション税制の詳しい内容につきましては、税務課までお問合せください。